世界史に躍り出た日本 渡部昇一「日本の歴史」5 明治篇

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  • ワック
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898311448

作品紹介・あらすじ

日露戦争、ロシアの脅威を打ち砕く。白人に屈しなかったアジア唯一の国。日本人のための日本の歴史。

感想・レビュー・書評

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  • 日本人なら誰でも痛快さを感じる歴史書。歴史から学ぶことは相変わらず多いと再認識できる。震災により未曾有の国難に直面した現代日本、政府だけでなく我々一人一人も、元勲達の創った明治政府と、数々の辛苦を耐え忍んできた先祖を見習うべきである。
    筆者の述べる「韓国併合の正当性」については多少の違和感を感じる。事実、本書後半部分に、偏った見方、具体的説明不足、自信のない表現が見受けられる。

  • 歴史的事実とそれに対する著者の解釈(拡大解釈が多いように感じた)を中心に日本がいかにして明治維新から欧米列強に追いつき世界を驚かせたかみたいなことがかかれてる。
    これ読むと日本人すげー、日本人かっけーって思うんだけど、歴史ってもっと汚いもんだと思う。ましてや戦争なんてもっと血なまぐさくてドロドロとしたもののはず。日英同盟の締結を日本軍隊の誠実さが孤立主義の英国を動かしたなんてことは、あったとしてもほんの1%の要因であってやはり最も大きな要因はイギリスのロシアに対する脅威なはずだし。

    でも人間くさくて面白い歴史でした。

    7/7

  • 明治の日本が
    海外からどう映っていたのか。
    このあたりの教育を
    もっと腰を据えて
    行って欲しいと
    思える一冊。

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著者プロフィール

上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1930年、山形県鶴岡市生まれ。1955年、上智大学大学院修士課程修了後、ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学へ留学。ミュンスター大学における学位論文「英文法史」で発生期の英文法に関する研究を発表。ミュンスター大学より、1958年に哲学博士号(Dr.Phil.)、1994年に名誉哲学博士号(Dr.Phil.h.c.)を授与される。文明、歴史批評の分野でも幅広い活動を行ない、ベストセラーとなった『知的生活の技術』をはじめ、『日本そして日本人』『日本史から見た日本人』『アメリカ史の真実(監修)』など多数の著作、監修がある。2017年4月、逝去。

「2022年 『60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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