いつまでも「老いない脳」をつくる10の生活習慣 (WAC BUNKO 78)

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  • ワック
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898315781

感想・レビュー・書評

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  • 現役の教育者であり研究者でもある著者だけあって、最新の成果を背景に説得力のある内容に納得。ただ、私も著者と同類なのですらすら読めたが、いわゆる一般の読者には少し廻りくどくて分かり難いかもしれないが、大意は読み取れるであろう。老化に打ち勝つ方法として、どうしようもない遺伝子が素因の病気から、運動の大切さ、ストレスの影響などが網羅され、自己管理の必要性を説いている。

  •  脳は体の一部、食べないほうが長寿など、日常生活の改善に役立つ。

  • 脳の老化防止のための情報を与えてくれる本。
    50〜70代をターゲットにしていると思う。
    2008年の本なのでやや古い情報もあると思うけど、研究者でない限り、やるべきことはあまり変わっていなさそうだ。
    著者が東大の教授ということもあってか、理屈の部分でかなり専門的に掘り下げて書かれていて、少し読みづらい印象だ。
    10の生活習慣は以下
    1.週に2〜3回以上、1回30分以上運動する
    2.食生活のバランスに気をつけ、食べすぎない
    3.ストレスをうまく受け流す
    4.人とのコミュニケーションのある生活
    5.好奇心を持って、新たなことに挑戦する
    6.学習習慣を続ければ記憶力は保たれる
    7.目標を持つ
    8.自分に報酬を与える
    9.本を読む習慣を維持する
    10.意識的に段取りする
    ボケたくない人にオススメです。

  • 長寿の心がけ
    生活面では腹八分目の食事、規則正しい生活、適度な運転
    気持ちの持ち方はものごとにこだわらず自由気ままに振る舞う。
    筋力は高齢になっても鍛えることが出来る。諦めない。また脳は負担を与えればその力をどんどん発揮するので、出し惜しみをせず働かせる。
    従って量をこなす事が大切でもある。
    専門的な内容もあったが、体や脳を積極的に動かすことが大切でもあることがよく分かった。

  • 10年前の本なので、知識が古かった。。。
    ただ、脳と運動や性格に関係はこの頃からも方向付けられていたことがわかった。
    脳科学分野は常にチェックしていると、脳を上手く使う方法がアップデートされ参考になりそうだと感じた。

  • ・机上の仕事かどうかor体を使うか
    1日10h以上寝てしまうかどうか
    独身者ダメ→会話がない。

    ・有酸素運動するべき→毎日30分以上歩く(p28)

    ・シワ、白内障、高血圧、認知症
    →酵素が良い。(64)

    ・心臓(心筋細胞)は130年生きる(64)

    ・脳細胞の数 1,000億個ある
    1年に5億個なくなる (74)

    ・ある概念を覚える→陳述記憶
    体で覚える→手続き記憶

  • 有酸素運動をするとか、サプリメントよりは食生活を考えてとか、脳だけじゃないく普通に健康な生活をすごせば脳にもいいんじゃないのか?と思ったのは私だけだろうか?

  • 新しい習慣を知りたくて読書。

    連日脳についての本を手にしてみた。本書は脳の老化を視点として人間の老化を考えるという内容。健康で元気で生活したいことは多くの人の共通認識であると思う。ではなぜ健康でいることが大切であるかを考えた。自分の場合は周りの人たちに迷惑をかけないためだと思う。

    食事、運動、好奇心が脳を老化させない必要な要素だと読み取る。

    今の自分の必要なことは、運動量を増やすこと。人間関係も含めたストレスコントロール。読書を続けること。

    必要なことは繰り返し繰り返し作業する。細かいことは氣にしない。まっいっかの精神で精神を図太くする。

    『脳に悪い7つの習慣』(林 成之)と異なる解釈、説明もあって興味深いところ。

    裏表紙に書かれた「賢い人ほど老化しない」が強く印象に残る。

    読書時間:約40分

  • アルツハイマー研究をしている分子生物学者の著者。
    脳を若く保つには、という生活習慣のポイントを解説。

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著者プロフィール

石浦 章一(いしうら・しょういち):1950年石川県生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業、東京大学理学系大学院修了。理学博士。国立精神・神経センター神経研究所、東京大学分子細胞生物学研究所助教授、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、東京大学名誉教授。新潟医療福祉大学特任教授、京都先端科学大学特任教授、同志社大学客員教授。専門は分子認知科学、分子生物学、生化学。難病の解明をライフワークに、遺伝性神経疾患の分子細胞生物学研究をおこなっている。著書に『理数探究の考え方』(ちくま新書)、『小説みたいに楽しく読める生命科学講義』『遺伝子が明かす脳と心のからくり―東京大学超人気講義録』(羊土社)、『運動・からだ図解 脳・神経のしくみ』(マイナビ出版)、『タンパク質はすごい! ―心と体の健康をつくるタンパク質の秘密』(技術評論社)、『王家の遺伝子―DNAが解き明かした世界史の謎』(講談社ブルーバックス)ほか、多数。

「2024年 『70歳までに脳とからだを健康にする科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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