- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898319512
作品紹介・あらすじ
ウイグル、モンゴル、香港、そして尖閣、台湾へと習近平の非道が続く。
共産党の暴虐を体験した楊逸氏、楊海英氏の二人と櫻井よしこ氏が
中国の本質を浮き彫りにして、日本と日本人へ警鐘を鳴らす
本書の内容
・ウイグルで実際に見てきたこと
・国内外でジェノサイドを繰り返してきた中国共産党
・実は漢人こそ中国共産党の最大の犠牲者である
・「東京は俺たちの縄張りだ」中国の工作員はうそぶいた
・「中華民族」などどこにも存在しない
・軍事力、経済、歴史・・・過大評価は中国の思うツボ
・経済的に豊かな中国人ほど毛沢東信者という不思議
・早稲田大学は中国人留学生に乗っ取られる
・日本も「北京五輪ボイコット」の声を挙げよう
「中国と戦う時が来た。日本は一歩も引いてはならない」(櫻井よしこ)
感想・レビュー・書評
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南モンゴル出身の楊海英教授、ハルビン出身で芥川賞作家の楊逸、櫻井よしこの中国の覇権主義に関する鼎談。
モンゴル、チベット、ウィグルでの残虐なジェノサイド、オーストラリアでのサイレントインヴェジョン(中国人富豪の政治家、大学への多額な資金提供による親中国派拡大策)
中国政府は大学関係者を、自由で解放的な学問研究と戦う戦争従軍者と認識しているとの指摘もある。
日本でも2500人の中国人留学生が在籍する早大では中国政府にそぐわない発言をした教授を反動教授と弾劾した例も語られる。読み進む内に中国の地球規模での侵略はコロナ同様に既に各国の肺に浸潤しているのではと不安に襲われる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●たとえ中国共産党が倒れて、支配されている民族が独立しようとも、それは決して明るい未来を約束するものでは無いのです。モンゴル国、ウイグル国、チベット国などを打ち立てたとしても、その国で我々の考える民主的な政治を行えばどうなるか。すぐに多数派となった漢民族の思い通りの政治が行われるのです。その中でむしろ我々異民族は、今よりもっとひどい形で弾圧され虐殺されかねない。
●日本の国内政治に対しても分断と懐柔工作をしている。公明党相手に、盟友である事をアピールする。
●新疆ウイグル自治区人は本来、中央アジアの文明圏に属しています。中国の一部に組み込まれる地域ではないので、東トルキスタンと呼ばれるのが正しい。
●北京語は、満州人が300年間、中国を支配している間に、満州人が、支配者の漢民族と話すために作った言葉。
●夏目雅子さんが白血病になった原因は、シルクロードでの46回もの原爆実験⁉︎
●早稲田大学には中国人学生が2500人いる。
● 4大文明として黄河文明が日本の教科書に登場するようになったが、ヨーロッパやアメリカ中央アジア諸国の教科書に4大文明と言う言葉は登場しない。
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中国によるウイグル、モンゴル問題などを櫻井よしこさん、楊逸さん、楊海英さんの3名が対談形式で語った一冊。清水ともみさんの「命がけの証言」を読んだことで中国ウイグル問題について理解を深めたく購入したが、かなり濃い内容で満足。中国共産党の内部事情とか、早稲田大学が日本の中国人留学生に乗っ取られるとか、結構衝撃の内容が多かった。楊逸さんと楊海英さんは、中国批判をして中国との親族と接触できない状況ということらしい・・・。今の中国に多大な影響を与えていると思われる「毛沢東語録」は読んでみようと思った。