巖窟王 上巻 (世界名作名訳シリーズ No. 5)

  • はる書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899840671

作品紹介・あらすじ

本書はフランスの作家アレクサンドル・デュマ(大デュマ)の『モンテ・クリスト伯』(一八四五)の黒岩涙香訳『巖窟王』を、新しく版を起こして再現した新組出版である。

感想・レビュー・書評

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  • 黒岩涙香は内容はもちろんのこと、文体のリズムが好き

  • 図書館で借りる。

    モンテ・クリスト伯を読むつもりで……間違えた……。

    外国の地名と、日本人の名前(金色夜叉くらい古い感じの名前)が混在するのが、どうにもなじめないので途中で読むのを放棄。

    …ちゃんと確認して借り直す予定。

  • 文語崩しの文体のリズムが小気味よい黒岩涙香氏が、デュマのモンテ・クリスト伯を意訳。一直線に不可避的に展開される物語はギリシャ悲劇的で、長い作品をとても上手に圧縮、再構築しています。現代的なプロットの技巧に飽きた時に読み返したい骨太の作品。

  • ビジュアルはアニメでほぼ完成してるから場面は想像しやすい。分厚いので読み切るのは難しそうに思えたが、読み始めてみると意外にスラスラ進む。しかし、これで完訳の1/3の分量とか……。完訳の方はどんだけ無駄な部分があるんだろう。こっちでも森江商会救う辺りでなんかまどろっこしい感じなのに。登場人物のフルネームが初回登場時に出て来ないのは何なんだろう。最初岩波文庫の奴読もうとしたけど文章腐ってて読む気失せた。正直、こっち読んだ方がマシなレベル。昔の人が書いてるからって文章良いとは限らないんだよな

  • ルイ18世の時代。船長に抜擢され、婚礼間近の未来が開けていた時無実の罪で捉われた。出世・妬み・恨みに人とタイミングが合った時に悲劇が起こる。そして、復讐劇の幕開け。悪人の足元には血と涙がどれだけ築かれているのか気になる所。訳が日本人名です。しかも旧仮名。違和感があります。配役巌窟王   ・・・  モンテ・クリスト伯團友太郎  ・・・  ダンテス森江    ・・・  モレル段倉    ・・・  ダングラールお露    ・・・  メルセデス毛太郎次  ・・・  カドルッス次郎    ・・・  フェルナン蛭峰    ・・・  ヴィルフォール梁谷法師  ・・・  ファリア司祭毛脛安雄  ・・・  フランツ・ダピネー野西武之助 ・・・  アルベール・ド・モルセール眞太郎   ・・・  マクシミリヤン緑     ・・・  ジュリー春田路   ・・・  ベルツッチオ鞆繪姫   ・・・  エデ

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著者プロフィール

1862-1920。翻案小説家、作家、ジャーナリスト。日本近代小説誕生の礎。翻案の代表作に、ボアゴベー原作の『鉄仮面』など。

「2018年 『死美人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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