少女病

著者 :
  • ネオテリック
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本棚登録 : 182
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899980933

感想・レビュー・書評

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  • 引き続き昔の文学を…の流れで、田山花袋作品を。
    オーディオリスニングにて読める代表作をパラパラ(少女病、一兵卒、ネギ一束)と…代表して感想をここに記載。

    うーん…ざっくりと言うとまあまあかなぁ…
    個人的には、太宰治とか谷崎潤一郎とかの方が好みだったかなと。

    率直に表現すると、文章も内容もそこまで深みを感じないというか…
    この時代には新しかったのかもしれませんが、今読んだときにひときわ優れた何かが…というのは、正直自分は感じられなかったですm(_ _)m

    とはいえ、元々の目的だった「自然主義文学」を体験することはできたかなぁと。

    あと、自分の仮説「夏目漱石以降は圧倒的に読みやすい説」は改めて正しいのかなぁと(´∀`)
    森鴎外はムズかったけど、田山花袋はひとまず読めたので(笑)


    <印象に残った言葉>
    ・死と相面しては、いかなる勇者も戦慄する。

    ・九月一日の遼陽攻撃は始まった。


    <内容(「BOOK」データベースより)>
    日本の自然主義文学運動の先駆けとなった作家、田山花袋の短編小説。初出は「太陽」[1907(明治40)年]。かつて少女小説の書き手として人気を博していた杉田古城は、現在では飽きられ、雑誌の編集でなんとか生活していた。その彼の唯一の楽しみは通勤電車で美しい女学生を見、妄想にふけることだった。変態的性欲をもった男の末路を描いている。

  • 少女はたしかに美しかったが、スカートが短すぎるのが気になった。教師みたいな感想だ。

  • 結末がなんとも。

著者プロフィール

1872年群馬県生まれ。小説家。『蒲団』『田舎教師』等、自然主義派の作品を発表。1930年没。

「2017年 『温泉天国 ごきげん文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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