ゲームの達人 下巻

  • アカデミー出版
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本棚登録 : 617
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900430044

感想・レビュー・書評

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  • 上巻の感想でほぼ書いてしまったようなもの…
    大河ドラマでもいいのだけど、展開が読ませながらグイグイと進むので「二時間二夜連続放送ドラマ」みたいな印象に変わる。(なんとなく)

    最初の場面に出てきた人々の正体が徐々に明らかになっていき、嵐とはこのことだったのかと納得。

    ケイトは年をとっても全然(欲望が)落ち着かないし、やり過ぎる性格のまま貫くのかなこの人は…

    今月、他の本は少しずつしか読めなかったが、こちらはやはり引き込む力があり読了してしまった。

  • おもしろかった、のだろうか?
    よくおぼえていない。

  • こではまりました。

  • こんな話だったっけー!
    まるで覚えていませんでした汗
    ジェミー、ケイト、イブは完全に血が繋がってるなと感じました。気、強すぎ。
    イブの性格のネジ曲がり度に辟易しながら読みました。
    中学生の時の私は、一体この話をどんな風に読んでたのかなあ、確か、アレクサンドラの方を「鈍臭いなあ」みたいに思ってなかったっけ……なーんて思い出しつつ懐かしくなりました。

  • 親子4代に渡る大会社経営者の波乱万丈人生の顛末は普通の人生を生きてきた自分にとって想像を超えた世界だったし、ジェイミーがなんども窮地に陥りながらも、とうとうダイヤモンドの原石を見つけ出し、その後手ひどい裏切りを受けながらも、会社を設立するまでの苦難の数々にアメリカン・ドリームを見、またそれが単に「棚ぼた」でなしえる物でなく、九死に一生を得るほどの苦難を乗り越えないと成功は手に入れられないことを知った。
    またその娘ケイトが物語の中心となるが、その気性の激しさに女性の恐ろしさを、さらには彼女の孫娘達をシェルダンがまばゆいばかりの美貌で描写するがために、どれほどの美人なのかと想像も掻き立てられた。そして私にとっては少々、いやかなりハードな濡れ場の描写に思春期特有の興奮を覚えたものだ。

    またケイトの会社が社会的成功を収め、着実に帝国を築いていきながらも、家族の関係は常に泥沼であり、志半ばで斃れる者も数多あり、本当の幸せとは一体なんなのだろうかと考えさせられもした。

    このようにこの小説は私にとって小説を読むことを多面的に教えてくれた作品だった。この本はその後、うちの家族の中でも回し読みされ、普段本を読まない弟さえも手に取り、2人で色々内容について話し合った記憶がある。こんな小説は本当に珍しい。

    その後私はシドニー・シェルダンの新刊が出るたびに、購入することになる。当時ハードカバーで1冊2000円近かったと思うが、高校生・大学生と金のない時期にもかかわらず、自分の小遣いで買っていた。
    アカデミー出版社が当時売りにしていた超訳という、翻訳家が訳した文章を作家がさらに小説として文章を練り直し、書くという手法は確かに翻訳本としては読みやすく、日本の作家のそれと違和感なく入り込むことが出来たのも、本作が広く読まれた一因だろう。しかしその功罪が解るのはかなり後になってからの話である。

    • hs19501112さん
      はじめまして。
      レビューを拝見して「超訳」という単語を初めて目にしました。それを知ると、

      「あの作品を、○○(自分の好きな作家)の超...
      はじめまして。
      レビューを拝見して「超訳」という単語を初めて目にしました。それを知ると、

      「あの作品を、○○(自分の好きな作家)の超訳で読んでみたいものだ」と、心が沸き立ったのですが・・・・・


      “超訳のもたらした功罪”とは?????

      差支えなければ、ご教授願えますか?
      2017/11/18
    • Tetchyさん
      hs19501112さん、コメント有難うございました。
      本書を売り出したアカデミー出版は他の出版社とは異なる「超訳」というのを売りにしてま...
      hs19501112さん、コメント有難うございました。
      本書を売り出したアカデミー出版は他の出版社とは異なる「超訳」というのを売りにしてました。
      それは一旦翻訳家が訳した原稿を改めて小説家が文章を書き直すというもので、海外小説を敬遠しがちな日本人の読者にも読みやすい文章にするプロセスを「翻訳を超えた訳」という意味で「超訳」とこの出版社が名付けたのが最初です。
      云わば出版社の造語で、この会社以外でこのやり方を行った会社はなかったように思います。
      それは確かに読みやすくて海外小説にしては異例のベストセラーを生み出しましたが、小説家の手によって文章が省かれたり、また意味合いが異なるようになったりもしたとも聞いてます。一応原作者の確認を得たうえで出版したとの触れ込みでしたが、正直言語が違う原作者がどこまで理解していたのかは今となっては疑問ですね。
      長々と書きましたが、私の拙い記憶で書いているので諸々誤っているところもあるかもしれませんので参考程度に留めていただけると幸甚です。
      2017/11/19
    • hs19501112さん
      さっそくのお返事、ありがとうございます。
      なるほど確かに!というハナシですね。

      それでもやっぱり、可能なら・・・・過去に読んだ海外作...
      さっそくのお返事、ありがとうございます。
      なるほど確かに!というハナシですね。

      それでもやっぱり、可能なら・・・・過去に読んだ海外作品の「超訳」を読んでみたい気もします。

      例)スティーブン・キング「グリーンマイル」を、宮部みゆき超訳で、とか。
      2017/11/20
  • シェルダンさん、すごいよ!と言われてたけれども
    手に取りずらくてようやく

    上巻にて
    確実に騙されるよ…と思ったら
    しっかり騙され、うわあうわあと読みつつ
    次のページ開いたら1文であっさりすごいこと
    書いてあったりして
    訳者さんの読みやすさは抜群です。
    (当たり前だ!と言われそうだけれど)

    一族の伝記でした。
    おそろしいやらすごいやら
    きれいにまとまってるなあ…!
    あと2作品ほど手元にあるので
    そちらも読んでみます

  • 下巻の方が断然おもしろい。

    切なかったり爽快だったり、波乱の話。
    全体通して残酷さがもっとマイルドだったらもっとよかった。

  • 展開が早すぎな所とか色々と突っ込み所はあるけど、、、。
    それでも好きな1冊。

    ジェミーの復讐劇に驚かされ
    ケイトの執着心に驚かされ
    イブの狡賢さに驚かされ
    そのイブの最後に驚かされ

    初めて読んだ時は驚きの連続やったなぁ。

  • この作者気に入った

  • 購入者:川端
    最後まで展開が読めそうで読めない内容で面白かったです。上巻と合わせてちょっと長すぎましたが、、、。

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著者プロフィール

シドニィ・シェルダン(Sidney Sheldon)
1917年2月11日 - 2007年1月30日
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれ。父はドイツ系ユダヤ人、母はロシア系ユダヤ人。1937年からハリウッドで映画に関わった後、大戦中兵役に就く。終戦後、本格的に劇作家・脚本家の道へ。1947年に映画『独身者と女学生』でアカデミー脚本賞を受賞した。
1969年から小説を書き始める。『顔』でデビューし評価を受け、執筆を続けた。主な代表作としてテレビドラマ化された1982年『ゲームの達人』で、日本でも上下計700万部を突破するベストセラーとなった。ほか、映画化・ドラマ化された『真夜中は別の顔』。

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