菊地君の本屋

著者 :
  • アルメディア
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本棚登録 : 184
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900913028

感想・レビュー・書評

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  • みなさんは、ヴィレッジヴァンガードって本屋さんを
    ご存じですか?名古屋で育った僕には、とてもなじみの
    深い本屋さんです。

    なぜなら、一号店が近所にできたとき、当時中学生だった
    僕は、友達に「面白い本屋ができたから行ってみよう」と
    連れられて行って以来の、ヴィレッジヴァンガードのファン
    だからです。

    ちなみに、僕の住む町で有名な「大和田書店」もヴィレッジ
    ヴァンガードの開店に大きく関係していることがこの本を
    読んで分かりました。(この大和田書店は、大和田獏さんの
    お兄さんが経営している本屋ということで有名でした。)
    ※大和田書店で店員さんをしていた菊地さんを
     なんとなく覚えています。

    みなさんは、ヴィレッジヴァンガードって店長の趣味で好きな
    ことやってる本屋だっていうイメージないですか?
    僕も実は、店長の趣味がそのまま売っている本・モノに
    反映されている店だと思っていました。
    しかし、この本を読んで驚いたのは、菊地さんの「読みたい
    本はヴィレッジヴァンガードに一冊もない」とのことでした。
    しかも、菊地さんは商品ラインナップを利益率で語り、
    顧客(しかも具体的な個人名)がどんなものをほしいか
    を考えて商品を選んでいました。

    ビジネスの世界でよく言われている顧客志向ですが、
    まさに、菊地さんは根っからの顧客志向をもった商売人
    だということをこの本を読んで強く感じました。

  • 前に別の業界(DVDメーカー)にいた時に先輩に勧められて読んで以来、2回目。小手先のテクニックじゃなく、本屋の心意気をビンビン感じる。これ読むとほんと本屋やりたくなるんだよなぁ。他業種でも多くの学びがあること間違い無し。

  • 名古屋本店に行かなくては!と思った . 菊地敬一氏自身が書いた『ヴィレッジ・ヴァンガードで休日を』も併せて読むと尚

  • いろんなビレバンへ遊びに行っています。
    納会のクイズ大会の景品もココでたくさん買いました。

    オーナーの自分のやりたいお店作りをやりきり、皆から賛同されるまでになった強い意志はサイコーだね。

著者プロフィール

1958年生まれ。ライター。書籍輸入販売会社のニューアート西武(アールヴィヴァン)を経て、フリーの編集者兼ライターに。90~93年、「宝島」「別冊宝島」編集部に在籍。その後はライター専業。「アサヒ芸能」「週刊朝日」「週刊エコノミスト」などで連載をもつ。ラジオ「ナルミッツ!!! 永江朗ニューブックワールド」(HBC)、「ラジオ深夜便 やっぱり本が好き」(NHK第一)に出演。
おもな著書に『インタビュー術!』(講談社現代新書)、『本を読むということ』(河出文庫)、『筑摩書房 それからの40年』(筑摩選書)、『「本が売れない」というけれど』(ポプラ新書)、『小さな出版社のつくり方』(猿江商会)など。

「2019年 『私は本屋が好きでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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