- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784900963955
作品紹介・あらすじ
名うての食通であり、数多くの食に関するエッセイを残した作家・池波正太郎。「もっとも好むカツレツ」と評した銀座の洋食屋から、師である長谷川伸の思い出が詰まった横浜の中華料理屋、「むかしの江戸の町の夜」を感じさせると書いた京都の老舗料亭、『真田太平記』のため足しげく通った長野にある名物蕎麦屋まで計109軒を著者が実際に食べ歩き、その魅力を紹介。今回、新規に8軒の取材を行うとともに、価格・営業時間などの改訂を加えて最新情報としてお贈りします。
感想・レビュー・書評
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ファンなら知りたい、池波先生が通ったお店の現状。東京から京都、滋賀まで110軒、行って食べて呑んでの著者の丹念な取材には頭が下がるけど、こう、ちょっと上から目線というか…まあ、おじさまというのはこういうもんですなー。
でも、あちこち行ってみたい飲食店が紹介されててありがたや。米子の私の大好き店・桔梗屋の主人が修行した招福楼も掲載されてて、いつか行こうも夢ふくらむ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「鬼平」大好きなバス路線の本を読んだので
読みました。
気持ち良く読んでいたのに、「餃子荘ムロ」
でガッカリ。
池波先生は、鶏の冷やしそばを食べ、主人が眼の前でつくるニンニクの玉が入ったギョーザはほかほかして、焼き栗を食べているようで実にうまい。
と言われているのに、作者は、ビールと餃子だけをたのみ、40分もかかった。とかコゲ目
が結構あった。とかもっと美味しい作り置きの餃子がある。とか、
なんだか、ガッカリでした。
池波先生が、さっぱりした冷やし鶏そばを食べながら眼の前で包まれつつある餃子を眺め(夏、少しお疲れだったの?かも)
火がしっかり入ったニンニクはホクホクして
先生のお力になったんだろうなぁ~。
と、私は想像していました。
だから、ガッカリで、読むのを止めました。
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稀代のグルメである池波正太郎氏が通った店ならば
間違いない、と思う人は多く、いずれも人気店です。
都内だけでなく、横浜中華街、京都、奈良、金沢な
ど全国のお店を紹介しています。
さらに著者が実際にその店に足を運び、食レポをし
ているのです。
往時の味のままであることが保証されている一冊で
す。