- Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901477260
作品紹介・あらすじ
空間や歴史の伝統的な概念のラディカルな再考。
感想・レビュー・書評
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読んだものの理解したとは言いがたい…。
<blockquote>アフリカとヨーロッパでもなく、根っことなるものを奪われたディアスポラとしての黒人がどう折り目をつけたかということなんだろうけれども。
そして同時に強調されるのは、そこにとりついて離れない不安である。
自らを排除する論理を逆用して自らを解放する戦術の可能性は、逆に自らを解放する論理に、自らを疎外する契機が潜んでいることを示唆するからだ。
この不安は、突き詰めると、決して「黒人たち」に固有のものではなく、むしろ啓蒙のプロジェクトそのもの、近代そのものにつきまとう不安である。近代に生きる人間は、潜在的に、誰もがそれぞれのしかたで「黒人」、つまり排除されるカテゴリーに囲い込まれる危険を負わされた存在なのである。</blockquote>
という解説が理解の助けになるかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
8月に読み終えるつもりが本日9月4日に読了。本当に理解したとはとうてい言えず。以下は読んでいた時に書いたつぶやき。
これは8月中に読み終えなきゃならんのだが、本当に「黒い大西洋」で難破してる感じ。とにかく読みにくすぎる。私の理解・知識不足もあるけど、もっと翻訳どうにかならなかったのかなー。今、最終章にきてちょっと読み易い感じがしてきたけど。複数の翻訳者が関わっているようなので、各人の技量もあるのかなー。ギルロイの英語原文もネイティブにさえ悪文らしいが、それにしてもなーと思わせる。いつかは原文を読まなきゃだけど、ゲンナリだな。ギルロイはyoutubeで見たらドレッドのカッコいいおっさんだった。