結局は自分のことを何もしらない―役立つ初期仏教法話〈6〉 (サンガ新書) (サンガ新書 19 役立つ初期仏教法話 6)
- サンガ (2008年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901679619
感想・レビュー・書評
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死よりも苦痛を避けたい(53)を読んで、なるほど…と唸った。わたしもこれと同じだ。死の前の苦痛が怖くてたまらないから、それを避けて通りたい。
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社会人になってからの会社の価値観、日本に蔓延するコンテキストな価値観などに押し潰され、自分というものが見えなくなったため、本書を手に取りました。
「生きる事=苦である」
「苦から逃れるために動くが、またそれも苦になる」
「だから幸せになろうともがけばもがく程、苦になる」
「そうではなく、生きる目的を苦を減らすことにすると生きやすくなる」
かなり雑多にまとめると私が得たことはこの4点です。
【学び】
何をしても苦しい世の中なのだから、自分にとっての苦を減らす=自分の価値観に沿って苦を減らすが幸せへの一歩なのかな?と考えさせられました。
かと言って、人生を過ごしていると避けることのできない壁にぶち当たる事もあると思います。
上記の苦を減らすために、その壁を乗り越えていくは自分にとって必要な試練なのだと本書から学べました。
現代社会で自分軸で生きる事の難しさ。
自分軸で生きる為に大切なことを本書から得られたため、読んで良かったと思います。 -
食事は欲で食べると毒になる。
肝に銘じます。 -
著者が住吉大社境内で講演された内容を、加筆・編集しまとめられたもの。実際に聴講していたら、もっと臨場感や理解もより深くなり、良かったかもしれない。
1章:生きる苦しみと生きる幸せ・・・つまり、苦の輪廻になるのかなと、思った。 ちょっと僕にとっては、新鮮な視点 -
優しい言葉で語られているがとっても深い。
本当に良い本に出会えたと思える。 -
生きることは動くこと
妄想しない -
【 内容 】
・生きることは、動くこと。
苦から苦への動き。空腹から満腹など。諸行無常。
・生きることは知ること。
お米は食べられる、砂は食べられない。
・自分のフィルター、妄想が苦しみの元。
正しく知っていない。→砂を食べているようなもの。
誤知→正知に。ただ物事をあるがままに受け取ってみる。
・人間関係の悩みは全て「相手が自分の思い通りに動いてくれない」ということ -
苦しみを無くす事を目的に生きましょう。
虫や動物達にも慈しみの心を持って接すれば、向こうもこちらの事を心配してくれる。 -
今まで読んできたスマナサーラ長老の著書と重複する部分があり,復習になった。結局はヴィパッサナー瞑想と慈悲の瞑想にを行うところに結びつきます。
生きることは苦で,苦を苦で置き換えているというのは,最近ちょっとづつ実感するようになってきた。