- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901784504
感想・レビュー・書評
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この手の本には、小学生を「うひょー」と興奮させたり、成熟した大人に自然の神秘をしみじみ考えさせるなどのつくりかたがあるが、これは、ヒト科の大の大人が、へんないきものの変さについて、オヤジギャグすれすれのセンスで、いちいちつっこむ本。昔、「うひょー」と興奮して駆け回っていた小学生がおっさんになると、こうなるのだな。読んでもすこしもためにならないが、面白ければ、それでいいのだ。
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名前は聞いたことある生き物から、名前すら形すら覚えのないへんないきものを紹介している本。
イラストを大きく使い、内容もわかりやすく、且つ冗談も交えて書いてあるので非常に読みやすいが、たまに本当に冗談かわからない部分があったり、「そこはもっと掘り下げてくれ!!」と思う部分があるのがたまにキズ。
宇宙好き、恐竜好き、深海好きなどの不思議が大好きな人はきっと楽しく読めると思われる。
いろいろとびっくりする発見が多くあった中でも、オス体積が20万分の1ほどしかなく、そもそも成体はメスしかいない「ボネリムシ」と言う存在には特に驚愕を覚えたことをここに残してみる。 -
長男が学校の図書室から借りてきた本。
最初のページからぶっ飛んだ生き物が紹介されている。背筋というか、下腹部辺りが寒くなる生物。
作者のユーモアセンスは読んでいて心地良く、変な生き物に対する愛と程よい距離感を感じさせる。生き物好きの人達にとっては知識欲を刺激される良書と言えるんだろうが、所々に下ネタも散りばめられているので、教育上良いかどうかは正直微妙。 -
こんな生き物がいるのか!?と思うほどの不思議な生物が紹介されている。
それぞれの解説は少ないので、これは!という生き物に関しては自分で調べたくなる。
トイレ文庫に最適。 -
変わった生態を持つ生き物を取り上げた本はたくさんある。まじめなものもあればユーモアにあふれたものもあり、科学的な興味を引き立てられるものもあれば、メタファとしてネタにしているだけのものもあり、それぞれにおもしろい。好きなジャンル(?)である。
この本は、軽い語り口で、なんというか、テレビで「びっくり生物大特集」をやっているのを、飲み屋でワイワイ騒ぎながら見ているような趣がある。「ぎゃー、気持ちわりー」とか、「あれ、うちの上司に似てないか」なんて言いながらね。
全体として、さりげなくユーモラスで、とても楽しい。付いているイラストも雰囲気があって、しかも興味をそそる。
残念なのは、あまりにもあっさり終わってしまうこと。楽しくてどんどん読むことが出来るのはいいけれど、情報量が少なくて、あっという間に読み終わってしまって物足りないのである。正直、個人的には実に大きな欠点であると思う。
続編も出ているようだ。いずれ読んでみようと思う。でも、読み終わったときに、やっぱり「物足りない、もっと楽しみたい」って思うような気がする。 -
専攻してたし、話題だったので、もう随分昔に。
続編まで読む気にはならないけど
娯楽で一冊あってもいいかも。
それにしても生き物って意味分かんないもの多いよなー。
最強生物クマムシをはじめとして。 -
ほんの存在は知っていたけど、図書館でパラパラと開いてぶっ飛びました。
いやはや、いいわ、この語り口。
へんないきものの紹介よりも、この語り口がいい感じで好きですねー。
ちなみに借りようと思った動機は、まっすぐになったまま、斜面を転がり落ちるツチノコのイラストを見たからでした。
想像したとおりの内容でした(笑) -
中を見ると、無駄にリアルなイラストで
世界のどん底で愛想を振りまく”センジュナマコ”やら、
おでんにするとお徳”多脚タコ”(足が85本もある!!)など、
未だなお謎のいきものを解説(?)しています。
これらが実物しているのかと思うと世の中って奥が深いワ…。
著者のツッコミにくすっと笑える1冊。
でも、ちょっとリアルすぎて気持ち悪いページもアリ。