- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901908290
感想・レビュー・書評
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コモンカフェ 大阪中崎町で、人と人とが出会う場として、日替わりの店主が共同運営されているカフェ&バーの話
ひとつの空間でさまざまなコミュニティが生まれる空間、シェアという文化が普及すれば、益々活性化するコミュニティスタイルではないかと感じる。
今ソーシャルメディアを通じ、自分のもつ知識、能力、思想を伝えるイベント、趣味、嗜好があう人通しのコミュニティが数多く実施されている。
それを伝える場の提供を共同運営でリスクを少なくする事で、コミュニティビジネスが成り立つのではないかと思う。
ソーシャルメディアのネットとリアルの融合の未来を想像すると、ヒントが詰まった一冊で参考になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2013.06.12 あゆみBooks高円寺店で見つける。
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カフェやバーで人の出会う場をつくろうと取り組んできた人の話。
参加型でどのような内装にしようか、そしてそれを自分たちで作るということまでやると、それが目的となってうまくいかないというのはわかる気がする。
コモンカフェという毎日人がマスターがかわる制度のマニュアル(ルール)が最後に掲載されている。 -
おもしろいけれども、夢見るだけじゃ飯は食えないという現実をどう折り合いをつけていくかというところで社会的企業は行き詰ることがなければすごく面白い世界観だとは思うけど、続けていくのは利潤を生みださなければならなくてきれいごとだけ「おもしろい」取り組みだとか「わ~わ~}言っていますけれども、システムを維持するのは大変だろうなって思う。共産主義と同じで幻想に終わらなければいいな~と思う。
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大阪中崎町にある、「人と人をつなぐカフェ」こと"common cafe"。その存在とコンセプトは前から耳にしていたが、代名詞である「日替わり店長」に隠された運営者の願いを知り、益々足を運んでみたくなった。
近世ヨーロッパにおいて、知識人のサロンとして文化の中心を担ったカフェ。地域コミュニティの醸成を担うその役割は、世代間の価値観の相違差が益々広がりつつある現代日本においても、より一層重要になってくるだろう。事業運営のノウハウも余すことなく公開しており、同様のサロンを開設したい人にも参考になる内容だと感じた。 -
12月に行ったある講演で、山納さんじゃない方のゲストを目的に聞きにいったけど、山納さんの話がとてもおもしろかった。人が繋がる仕組みを上手に、無理のない形で実現させている事例が満載。これから自分もこういうことに地道に取り組んでいけたらと思う。
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「他者と出会い、自分が変わっていくという経験を重ねることで、自分が表現したいことがはじめから自分の中に存在しているのではなく、他者と出会うことを通じて自分の形にしたいものが即興的に生まれる」
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人と人が出会う場所、表現行為での自己実現を達成する場所としての、カフェの在り方、可能性。
実験的に様々なカフェの形を次々に世に送り出していくのは(しかも本業と兼ねながら)、相当に骨の折れる仕事だったと思う。
それぞれのカフェが成り立つのは、著者の文化的な人脈があるからこそだという印象を受けた。
コモンカフェというものを、例えば地域の住民同士が出会う、特別ではない場所と設定したら、どのように運営して行けば良いのだろう。つまり、文化的な意味合いは排除して、もっぱら地域住民の集まる場所として、機能させるためには…など、あれこれ考える。
この本を読む前に山崎亮さんの『コミュニティデザイン』を読んでいたからこその疑問。 -
大学時代の先輩から薦められた本。
2年近くしてからようやく読みました。
日替わりのマスターによって運営されている、
大阪の中崎町にある、common cafeが出来るまでの話。
ちょっと前から交流の"場"っていうものに興味があったのと
大阪の小劇場に関しても触れているので
個人的に読んでいて色々考えることが出来てよかった。
内容は少し古め。
なので、現状が気になります。 -
サロンを作りたい