CFO 最高財務責任者の新しい役割 (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)
- ファーストプレス (2007年5月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903241500
感想・レビュー・書評
-
ウチの会社を見て書いてるのか?!と思うくらい、固定化した予算に関する駆け引きの弊害など実務を捉えて書いてある。どこの会社でも悩みはにたようなモノなのだな。ただしここにある変革を自社の風土で実行できるかを考え出すと死ぬほどイライラする。
またコンサル(?)の書いた本らしく、肝心なところはいい加減にごまかしてあるし、どっちなんだと言いたくなる矛盾した記述も満載だ。それもある意味現実を反映しているのだろうが。例えば、固定的な予算は弊害がある⇒じゃあどうする?⇒前年比と競合比、まあベンチマークってこと⇒え、それだけ?って感じ。とにかく思うところは多かったので、改めてまとめたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4〜5
-
予算を廃止したBeyond Budgetingモデルの提唱者でBeyond Budgeting Round Tableの主催者である著者が様々な企業の取り組みを通じてこれからのCFO、Finance Functionの役割について論じています。
基本的にBeyond Budgetingの考え方を具体的に実践した事例の検証が中心であり、比較的フラットな組織をベースに権限委譲や相対的改善契約などを活用した例の説明はたいへん参考になりました。近時は少しずつ浸透してきている考えもありますが、これを日本で大幅に導入するにはまだまだ抵抗が大きいでしょうね。 -
CFOの役割は、帳簿管理だけじゃなく、数値に表れないものも分析し、経営者に提言していくという『 35歳までに身につけておくべき プロの経理力 』と似た本。
経理・財務部門のあり方について大きな提言の書。特に、伝統的な大企業の経理・財務の仕事の問題点を、あざやかに指摘。
仕事は付加価値を生まねばならない。