大澤真幸THINKING「O」第6号

著者 : 鷲田清一 大澤真幸

• 左右社 (2010年8月31日発売)

作品紹介・あらすじ

いまこそ哲学の復権！　象牙の塔としての学問ではない、いま起きていることに引きつけ考察することが哲学。「生きることを哲学する」方法について、臨床哲学を探究する鷲田さんと対談。そして大澤真幸が、ワールドカップがなぜこれほど人の心を占めてしまうのかを解明！

感想・レビュー・書評

[Sさんの感想 · 2010年10月19日]

哲学についての対談も良いけど、サッカーがなぜ世界でもっとも多くの人が熱狂するスポーツなのかについての考察はとても良かった。

個人的には、贈与論が100％与するわけではなく、手を使わないことがサッカーの奇跡性を高めているという意見だが、ここまで説得力を持って書けるのは素晴らしい発想力だと思う。

著者プロフィール

鷲田清一（わしだ・きよかず）　1949年生まれ。哲学者。

「2020年 『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」