- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903548111
感想・レビュー・書評
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水木しげるの日常を、次女である著者がつづっている。水木しげるは、娘の目から見ても変わっているらしい。コンビニのそうめんを好んで食べたり、ガリガリくんをひと箱一気に食べたり、椅子から転げ落ちたところを助けようとしたら「おもしろいから、写真を撮れ!」と怒ったり。
会話形式が多く、氏が普段、故郷の言葉を使っていることもわかる(しちょーがな、とか、○○せないけん!とか)。
ある日突然「妖怪なんていない!」なんて、絶対に言ってはいけないような言葉を吐いてスランプに落ちていった話は、オモシロイ。
娘が思春期になって、お父ちゃんとお風呂に入るのがイヤだけど、言えない…というエピソードは、ホロリと泣けます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
超・マイペースなお父ちゃんと
彼を見守る家族のエッセイ。
面白くて寝る間も惜しんで読んでしまった。
父娘でエッセイの文体がすごく似ていて、
さすが親子だと思った。
お父ちゃんを支える
家族の温かいまなざしに、
そして家族を支える
お父ちゃんの朴訥なまなざしに気付けば
心があったかくなっている。
人と人との生活だから、山あり谷ありあっても
最後にワハハ、となる武良家の日常って
なんて幸せなんだろう。
こんな家族っていいな、と思える一冊。 -
読後感。さすが、水木家!、まさしくゲゲゲの世界が渦巻いていた。それと、水木しげるさんのイメージがいつの間にか岡本太郎さんとダブってしまっていて、僕の意識には両者に何か共通したものを見ているのだろうか。とっても意外な感覚。
「父と祖父のコブ」、「父と二匹の猫」、「父と武良家のルーツ」、「父とスランプ」などが特にゲゲゲだった。 -
図書館から借りて読んだ。
読みやすくて自分にしては短期間で読み終わってしまった。
娘の悦子サンから見る水木サンは自由奔放だけどおもしろくて優しいお父ちゃんで、自分の中の水木しげるのイメージが少し変わった。それ以外にも私の親戚や親を見る目というか、色々と少し変わった。
悦子サンはすごく素直で可愛い方で、文章にもそれが表れていた。お父ちゃんが大好きなんだなと思った。
ほのぼのとしていて穏やかな空気に包まれていた。読み終わるのが少し寂しくなった。 -
熱心に読書するようになって、初めて読んだエッセイがこれ。
選んだのは、最近お気に入りの水木しげる先生関連の本。
(僕が鳥取出身ということで少しひいき目に見てる感あるけど)
水木先生のマンガにも出てくる娘さん(悦子さん)が書かれたエッセイで、しゃべくり(先生の方言)がモロつぼにはまった。 -
「ゲゲゲの女房」から入ったクチですが、
水木しげるの飄々とした魅力がよく伝わります。
ほかのエッセイも読みたい!と思えました。 -
★★★☆☆
ゲゲゲの娘。不思議なお父ちゃんを娘の目から見ると・・。
(まっきー) -
おもしろかった。
これを読んだあと、NHKのドラマの次女を見てると、なんだか、おかしかった。 -
娘から見た水木しげるのキュートさが尋常でない。娘はずっとそばにいるし、兄弟は元気で仲がいいし、水木しげるは幸せだなぁ。
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一息ついた時に手軽に読めるエッセイ。
一話一話が短いので寝る前とかに最適かな。
娘さんから見た水木しげる先生の日々の様子が綴られています。
トンデモな先生だけど、親子の愛情が伝わってきて心温まります。