情報歴史学入門

著者 : 後藤真 田中正流 師茂樹

• 金壽堂出版

感想・レビュー・書評

[asaitatsuyaさんの感想 · 2013年6月16日]

歴史を専攻する学部学生向けに書かれた教科書。情報処理についての知識をほとんど持たないことを前提に、文献史料・発掘物・遺跡の地形などの電子化とデータベース化の方法、およびインターネット上の既存の史料データベースの使い方などを解説している。これらのデータベースは、テキスト、画像、GPSなどの基本的なデータを用いて構築されており、情報処理の専門家が歴史分野に応用を求める際の参考にもなる。

[H.Satoさんの感想 · 2009年10月19日]

日本史を専攻してパソコンを利用したい研究者向き。
シソーラス、オントロジ、連想検索。

著者プロフィール

人間文化研究機構　国立歴史民俗博物館　研究部准教授（人文情報学、総合資料学）
著書・論文に、『歴史情報学の教科書　歴史のデータが世界をひらく』（共編、文学通信、2019年〈https://bungaku-report.com/metaresource.htmlで公開中〉）、「日本における人文情報学の全体像と総合資料学」（国立歴史民俗博物館編『歴史研究と「総合資料学」』吉川弘文館、2018年）、「総合資料学の射程と情報基盤」（国立歴史民俗博物館編『＜総合資料学＞の挑戦』吉川弘文館、2017年）など。

「2022年 『地域歴史文化継承ガイドブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」