- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903908151
感想・レビュー・書評
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スサノオノミコトが思っていたよりひどい。ということを、古事記を読むたびに思っている気がする。今回はオーディオブックで聞いたわけだけど。
著者自身による朗読だけれど、プロ裸足のレベルの朗読だ。驚いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古事記編纂1300年で賑わう出雲を旅をすることになり、改めて古事記神話を手軽に読むべく手にとった本書。古事記上巻の神話部分が、逐語訳という形式を取らず、現代文で、とてもわかり易く平易に語られている。難解な言葉遣いは一切無く、注釈が必要となるような部分も無いので、すんなりと日本の古代神話の世界に入り込んでいける。
あとがきによると、本書は、著者が幼少の頃から慣れ親しんだ古事記を念頭に、二日間にわたって口述したものを、内田樹先生の出版物でお馴染み、ミシマ社の三島社長が筆記、編集したものらしい。まさしく、現代の稗田阿礼と太安万侶による、古事記決定版とも言える。
本書に触れることで、断片的に記憶の片隅にあった古事記神話が一連の物語として容易にインプット出来た。
八雲たなびく出雲の丘を実際に訪れる旅にはもちろんのこと、神話に秘められた意味や暗号を解読する知的冒険の旅に誘われるには、絶好のガイドブック。 -
古事記は常々、読み直してみたいと思いつつも、なかなか読めていない。
で、超訳という、とてもキャッチーなタイトルに惹かれ、読んでみた。
5段階評価で、★6つくらいつけたい面白さ。
原文で読んだ時に、中身は面白い気がしたけれど、リズムよく読めなかった印象があるけれど、この本はリズム感がとてもよくて、というよりも、稗田阿礼が目の前で詠んでくれたらこんな感じじゃないかな?って思った。
なので、あとがきに口述筆記した、と書いてあり、興味深い。
これは、古事記とセットで、所有したい1冊。 -
古事記って名前だけは知ってたけど、こんな内容だったんだー。
絵本読んでるみたいな感覚ですらすらと、アッという間。
こんなに短いんなら、学校でも歴史の時間とかに読ませればいいのに。 -
【ジャケ評】
このジャケすごい。
画像だと日の丸みたいだけど、実際は虹色に反射する銀色の円。
書体がとても美しい。
装丁は寄藤文平。