作品紹介・あらすじ
日台の近代史は、この事件から始まった!
現代の視点から、初めて「牡丹社事件」を
とらえた本書には、百数十年の時空を超えて、
異郷で命を落とした犠牲者のマブイ(霊魂・琉球語)
と向き合った遺族たちが登場。
罪と罰、和解と葛藤。加害と被害の
末裔が日台で繰り広げたドラマを、
台湾を知り尽くした著者が描く。
著者プロフィール
平野久美子 (ひらの・くみこ)
作家。東京都出身。学習院大学仏文科卒業。編集者を経て1990年代末より執筆活動へ。学生時代から各国、特にアジアを巡り、その体験を生かして多角的にアジアと日本の関係をテーマに作品を発表。台湾の日本統治時代に関心が深く、取材を続けている。主な著作に『淡淡有情』(小学館ノンフィクション大賞)『トオサンの桜』(小学館)『中国茶 風雅の裏側』(文春新書)『水の奇跡を呼んだ男』(産経新聞出版、農業農村工学会著作賞)『テレサ・テンが見た夢』(ちくま文庫)『台湾世界遺産級案内』(中央公論新社)など。日本文藝家協会会員、一般社団法人「台湾世界遺産登録応援会」顧問。
「2021年 『牡丹社事件 マブイの行方[増補版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」
平野久美子の作品
この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。