二十一世紀の自分探しプロジェクト: キャラの檻から出て、街に出かけよう (サンガ新書 35)
- サンガ (2009年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904507094
感想・レビュー・書評
-
キャラの檻から出るには?
→マインドフルネス、つまり今の瞬間に判断しないで、意図的に注意を払う
そして、価値とコミットメントつまり方向性をもって今を生きることが重要
することモードからあることモードへ
自分が思考の内容とフュージョンすると思考過程が見えなくなり、思考内容を現実と思い込んでしまう
頭でっかちにならずに街に社会に飛び出して体験を通じて新しいことを学び続ける詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[ 内容 ]
「自分探し」でアイデンティティを確立しようとしても、たどり着くのは、自分の中で作り上げた物語に縛られる、固定化した「概念としての自己」。
しかしそれは、常に変化し続ける環境とそぐわず、ストレスも感じがちです。
“現実”を作りだす言葉の力をかわし、ストレスから自由になるために必要なのは、「今この瞬間に生きる自分」に焦点をあてる「プロセスとしての自己」の鍛錬。
ブッダが提唱した「マインドフルネス(気づき)」という心の持ち方や、最先端の認知行動療法「ACT」の方向性も取り入れながら、「ポスト自分探し時代」に提唱する、「自分探し=自分失くしプロジェクト」。
[ 目次 ]
第1章 一人になったキクちゃん(ピーちゃんがいない;半年ほどしてようやく元気に ほか)
第2章 言葉が自分を作り上げる(「現実」を作り上げる言葉の力;派生的関係の自動的学習 ほか)
第3章 自分探しとマインドフルネス(マインドフルネスの隆盛;カウンセリングの大きな流れ ほか)
第4章 言葉の世界全体から距離を取る(「マインドレス」な心と思考の働き;見ただけ、聞いただけにとどまる ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
非常に解りやすい語り口で今注目されている、ストレスとリラクゼーションのメカニズム、マインドフルネスなどを最新の知見を交えて説明してくれる。
-
心の理論、行動分析学から認知行動療法、そしてマインドフルネス瞑想法、ACTまで。
易しい語り口で全体像をつかませてくれる。
タイトルは内容を反映していないかも。