すゞしろ日記

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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904702000

作品紹介・あらすじ

山口晃のエッセー漫画。さりげない日常性の中に愛と美のよりしろを探る。

『UP』に好評連載中の「すゞしろ日記」50回分と、雑誌や展覧会カタログに載せたエッセー漫画10本と「元祖すゞしろ日記」他の「すゞしろ日記」6本も併せて収載。カラー40ページ。

若冲の生涯を双六仕立てに描いた「斗米庵双六」も収録。

ちょっとした付録あり。

感想・レビュー・書評

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  • 京都・老舗による美術館で『山口晃展』、アートな和菓子も » Lmaga.jp
    https://www.lmaga.jp/news/2021/07/294159/

    すゞしろ日記 第195回  山口 晃
    UP 2021-07 - 東京大学出版会
    http://www.utp.or.jp/book/b587272.html

    山口晃『すゞしろ日記』 | 羽鳥書店
    https://www.hatorishoten.co.jp/items/4868891

  • 気にはなっていたが未読だった山口晃の「ヱセイマンガ」、おもしろかったー! 例によってすんごく細かいので(特に最初のほうはルーペがいる)、目にはキビシイけど。

    サイバラが「できるかな」で乱入したボロアパートは仕事場だったんだね、奥さんもいるんだ、などと、いろいろ発見しつつ、ウダウダと描かれた天才の日々の様子を楽しむ。なんとなく漱石を思わせる自画像がとっても味わい深い。画集なんかで絵だけ見てると、いったいどんな人がこういうモノを描くのかと思ってしまうが、ここではとても親しみやすい感じだ。あの超絶技巧を繰り出す手で、奥さんの「パンチー」を干したりするんだあ。むーん。

    こういうゆるーいものが描けるのも、本業の絵が圧倒的だからだろう。その放つオーラが一層魅力的に思える一冊。あー、またまた「大画面作品集」が欲しくなった。(ちょっと高い。でも画集にしては安い。懐には十分イタい)

  • 山口晃さんの絵が大好き。絵に加えて、書き文字が好きだな。こんな字を書けるようになりたい

  • テレビなどで見る山口晃さんとはまた違う家庭人・山口晃を垣間見ることができて楽しい。
    エッセイ漫画?、というか…
    29話の「せんたくもの」は笑える!
    奥さんとのやり取りはほほえましく、楽しい。

  • 現代人は読むべきだ。
    脱力系?癒し系?ほっ、ほのぼの。

  • 新聞小説「親鸞」の挿絵で知った山口 晃。
    なにか読んでみたいとランダムに選んだのがこの本。  すずしろ=大根 
    いろんな形で発表された「すゞしろ日記」が一冊にまとめられています。
    ゆっくり読めば面白いのだろうけど、ごちゃごちゃしていて、とても読む気ななれなかった。
    月刊誌などに連載されるくらいの分量が、ちょうどいいのでは!

    2013/07/02 予約 7/23 借りて読み始め、途中で終わる。

    内容と著者は

    内容 :
    描き下ろし解説を付した「元祖すゞしろ日記」をはじめ、各バージョンの「すゞしろ日記」が大集合。
    白州探訪乃記、私的ラジオ生活など、カラー作品も多数収録。
    カヴァーそでに切り取って使える、駒とサイコロ付き。

    著者 :
    1969年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。
    画家。公共広告機構マナー広告「江戸しぐさ」、新聞小説「親鸞」の挿絵など、幅広い制作活動を展開。

  • 冊子自体は大判なのだが,絵がいかんせん小さい

  • この人の、平安絵巻の構図で現代を描く、精緻で圧倒的な技量には度肝を抜かれた。
    そんな画家のゆるゆるつれづれ日記。昔ファミ通で連載されていた桜玉吉の『しあわせのかたち』を彷彿とさせる。病院の待合室などにぜひ置いて欲しい。小さなコマにぎゅうぎゅう詰めのエッセイ時々虚構、1ページで完結するから本に入り込む時間がなくても手軽に開ける。そしてこのユーモア、じわじわとくる。
    下書きなしの勢いと、やっちまったところを隠さない潔さ(ちょっとは隠せよと突っ込みたくなる親しみやすさ)がまたいい。マスオさんと源頼朝像はもうちょっとどうにかならなかったのか。
    細君との掛け合いもいい。山口画伯が「身投げしたくなる」洗濯物の回は必見。

  • ただただ面白いの一言に尽きる。何度も繰り返して読んでしまう。

  • 現代美術家の著者が、最初は美術展用に描いた「妄想日記」から、東京大学出版会が発行している冊子に毎月連載した気の抜けた同名の日記漫画を収録した一冊だ。
    内容は本当にないんだけどなんか笑える。連載時にも人気だったらしい「カミさん」のキャラがまたおかしくて、芸術とかアートとか肩肘張る必要はまったくなく楽しめる一冊だ。

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