- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784909749161
作品紹介・あらすじ
ベルトルト・ブレヒトの不朽の名作「子どもの十字軍」を、『パシュラル先生』のはらだたけひでの絵と翻訳で新たな絵本として刊行。ロシアによるウクライナ侵攻から間もなく1年半。いま、この時代に、考えるべきことは何か? 1939年の子どもの十字軍という歴史から、いま私たちは何をよみとるのか? 子どもたちにこの世界をどのように手渡していくのか、いま考えなければならない。表紙には広島の折鶴再生紙「平和おりひめ」を採用。ひだまり舎5周年記念の、平和を考える絵本。
感想・レビュー・書評
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劇作家ブレヒトの詩。
(ポーランドで1939年
むごたらしい戦争があった。)
で始まる。
(雪のふるころに
東の人たちは話していた。
子どもばかりの十字軍が
ポーランドで始まったと。)
戦争に焼け出された子どもたちが、平和を求める十字軍となって歩いていくという胸つぶれるような光景が描かれる。
しかしその平和という場所はどこにあるのか?
本書が訳されたとき、ロシアによるウクライナ侵略戦争はすでに始まっていたが、皮肉なことに、いまのイスラエルにる愚行はまだ始まっていなかった。多くは書くまい。
もっとも印象を残した1ページ。
(子どもたちにも戦争があった。
ほかにも十字軍がいたから。
けれどもすぐに終わりにした。
意味のない争いだったから。
踏切り小屋をとりあって
子どもどうしで戦っていたら
突然一方の子どもたちの
食料が尽きてしまったという。
もう一方はそれを知って
ひとりを敵につかわした。
腹がへっては戦ができぬと
ジャガイモを一袋とどけた。
裁判だってひらかれていた。
二本のロウソクをともして
きびしい審問がおこなわれ
最後に裁判官の罪がさばかれた。)-
ouiさん
> 本書の翻訳も彼が
そうでしたか!
> 岩波ホールの方ですよね。
いつまで経っても「ジョージア」に慣れませんが、岩...ouiさん
> 本書の翻訳も彼が
そうでしたか!
> 岩波ホールの方ですよね。
いつまで経っても「ジョージア」に慣れませんが、岩波では結構上映されたのも、はらだたけひでのお陰?
カバー画を担当された「この素晴らしき世界」のチェコ映画は、たまたま東京に居たので岩波ホールで観ました。何か関係あるのかな?2023/11/08 -
猫丸さん、
私もグルジアの方がしっくりきます笑
岩波ホールでの一連の上映のほぼすべてに氏が関わっているはずですよ。
岩波はヤン・フジェベイ...猫丸さん、
私もグルジアの方がしっくりきます笑
岩波ホールでの一連の上映のほぼすべてに氏が関わっているはずですよ。
岩波はヤン・フジェベイク監督作も紹介してるので、はらだ氏が脚本家のヤルホフスキーの本の絵を担当したのもやはりその流れでではないでしょうかね2023/11/08 -
ouiさん
> ほぼすべてに氏が関わっているはず
こう言う方が居て未知の国との接点が広がるんだろうなぁ、、、
ouiさん
> ほぼすべてに氏が関わっているはず
こう言う方が居て未知の国との接点が広がるんだろうなぁ、、、
2023/11/10
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ふむ