こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚

著者 :
  • 清談社Publico
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本棚登録 : 52
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909979445

作品紹介・あらすじ

『女子SPA!』好評連載の書籍化、第2弾!

「気づいたら彼女の首を絞めていました」
「不幸というのはなんの脈絡もなく訪れるんです」
「子どもができない。ねえ、これは何の罰?」
「『生きづらい彼女を救ってやりたい』なんて傲慢でした」

精神的DV、不妊治療、子どもの連れ去り――
地獄の日々で持続不能になった結婚生活

14組の離婚から“社会”が見える衝撃のルポルタージュ

「あなたはきっと、心の病んでない普通の奥さんと結婚する。朗らかで美人な奥さんを。どうせすぐに相手が見つかるし、すぐに再婚する。それが許せない。あなただけが幸せになるのが絶対に許せない。だから傷ついてほしい。今すぐに、今ここで!!  早く!! そうヒステリックに急き立てました。
すごく怖かったし、すごく腹が立ちました。気が遠くなって倒れそうになりました。でも、ここで倒れるわけにはいかない。生き残るんだ、生き残るんだと、自分に言い聞かせました」(Case #03 仲本守「夜と霧」より)

——証言が物語る壮絶な離婚劇

感想・レビュー・書評

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  • 前半に出てくる妻は狂気ですね

  • 読み終えて、、
    だから何??
    が、感想だった。
    人間、もっと簡単にサヨナラできたらいいのにねー。
    死ぬまで家族というグループに所属はきついな。

  • 本のタイトルを見て、興味本位で読み始めましたが、丁寧な取材に基づくとっても、リアルな人間の生き様を、それぞれの離婚事情を通して知ることになった。
    ここに登場する人たちが、実在するそれぞれの人たちの人生かと思うと、これほどのドキュメントはないし、改めて人間、それから夫婦と言うものを考えさせられる1冊だった。
    最後にテーブル型とカウンター型の夫婦の解説はとてもよくわかって、腹落ちした。

  • 読むのがキツイ、読んでいて具合が悪くなる
    それなのに読むのを止められず一気読みしてしまった

    ここから学びは…あったのだろうか?
    いや、確実にあったと言える

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著者プロフィール

1974年、愛知県生まれ。ライター、コラムニスト、編集者。横浜国立大学経済学部卒業後、映画配給会社のギャガ・コミュニケーションズ(現ギャガ)に入社。その後、キネマ旬報社でDVD業界誌の編集長、書籍編集者を経て、2013年に独立。著書に『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)、『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)、『ぼくたちの離婚』(角川新書)、『「こち亀」社会論 超一級の文化史料を読み解く』(イースト・プレス)、『オトメゴコロスタディーズ フィクションから学ぶ現代女子事情』(サイゾー)、『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形』(光文社新書)、『ポテトチップスと日本人 人生に寄り添う国民食の誕生』(朝日新書)がある。

「2023年 『こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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