- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784910053103
作品紹介・あらすじ
「中田先生、なぜ人を殺してはいけないのですか?」
「人を殺していけない根拠などありません」
子どもたちの抱える普遍的な悩みにイスラーム学者が答えたらこうなった。
壊れた社会を生きていく上で、私たちが本当に知っておくべきこと。
●本書に寄せられた悩み(抜粋)
「なぜ人を殺してはいけないのですか?」
「大人がみんなクソに見えます」
「お金より大事なものなんてあるのでしょうか?」
「人間は本当に平等なんでしょうか?」
「選挙には行った方がいいですか?」
「友だちがなかなかできません」
「自分の家が貧乏だと感じることが多いです」
「勉強して将来役に立つことって何でしょうか」
「大学に行く意味がわかりません」
「運動が得意ではありません」
「容姿にコンプレックスがあります」
「セックスは何歳になったらすればいいのでしょうか?」
「人は死んだ後どうなるのですか?」
この本はただの人生相談の本ではありません。なにしろ、あの中田考先生が、相談に答えるのです。~本書「はじめに」より~
感想・レビュー・書評
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イスラーム学者である中田孝先生が、子供たちの悩みに答える。どうして人を殺してはいけないのか、とか、いじめられているのでどうしたらいいか、大学に行くべきか等。
激しいこと書いているところあるけれど、真理をついているところあるし、まあ、そうだよなあと。成人になってからだいぶ経つ私が読んでそう思うけれど、13歳とか読むとどうなんだろう。一部分の子供だけでなく、たくさんの13歳(子供)、大人に読んでもらって、一つの考え方、大切な考え方を知って欲しいかなと思う。世界はハード、大人でも生きてて苦労するところたくさんあるし(私だけか?)、この本だけでなくいろんな本を読んで、若さを武器に世界と戦って欲しいかなと思う。スパッと言い放つ中田先生に拍手。普通の人生相談とは内容が違く、いろんな意味で楽しく刺激的な本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ハサン中田先生の本を読むのは3冊目。
本作は子供からの質問大して答えるという形でかなりライトな作りだが、
相変わらずのシンプル&ストレート&エキセントリックで面白い。
周りの目を気にするな、お金にとらわれるな、などなど、
いわゆる、一般的な良いことも沢山書いてある一方で。
・人を殺してはダメなんて言う理由はない、自殺してはダメというのも同じ
・たいていの問題には解決策はない。
・コミュニケーションというものは無駄であり、ただの言い訳
・悩みを克服するには世界征服を目指せ!
などなど、一見、常識とは相いれない内容も盛りだくさん。
大人が面白がって読むのはいいけど、
あなたは13歳の子供がに本当にこの本を読ませられるでしょうか?
大人の懐の深さが試されます。 -
なにしたっていいんだよこんにゃろ
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ぶっ飛んで、クレイジーだが、新たな視点での示唆がある。日頃の悩みなんて、悩みと言えないな、と思ってしまう。
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カリフ制復活が望み…ISの方々もカリフがどうしたとか言っていました。むしろ中田先生の考えるカリフ制をお聞きしたかったような。
それはそれとして、言っていることは極端ですが、そんなに的外れでもないような。 -
こんなに読んだ後に世界が広がる感覚になる本だとは、思いもよらなかった。
そして、こんなに相談してきてる子たちのことをバカ呼ばわりする本だとも思わなかった(笑)
結局、悩むということにはその後の行動が伴わないとあまり意味はないですよね。だから先生の返答は大体同じところに着地するし、先生が伝えたいこともそう多くはないのだろうと思いました。行動していないから悩みがあるのだと。
巻末の推薦アニメ(世界征服初心者用)が面白い(笑) -
子供の悩みにイスラーム学者が答えたらこうなった。この謳い文句が素晴らしいと思いましたw
Q&A形式でいろんな質問に答えてるのだけれど、正しいかどうかを判断できるのは”神”だけ、世の中にあるのは所詮人が作ったただの仕組みでしかないのだから損得を考えて行動しようといった姿勢を崩さず丁寧に剛速球投げてる様は素晴らしいです。 -
イスラーム学者の中田考氏の考え方は、人が当たり前と考えている枠組みにはとらわれていない。今までにない考え方で、一度読んだだけでは頭にも心にも入ってこないが、その考え方を咀嚼し、無意識にとらわれている当たり前を取り払っていけば、自由に考え自分で決める意味が分かる
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/729761
その発想はなかった!
イスラーム学者が子供たちの悩みに答えます。
「なぜ人を殺してはいけないのですか?」という質問に対し、先生は…?
固定概念の強い人ほど、ハッとする内容かもしれません。