息子のボーイフレンド

著者 :
  • U-NEXT
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感想 : 104
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784910207117

感想・レビュー・書評

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  • 軽妙な文章なんだけど
    めっちゃ
    涙が出てきました、、

  • 読み手の方がとても軽快で上手で聞きやすかった。「他人だから受け入れられる」という父親の言葉にはっとした。ハッピーエンドだったけれど現実はまだこうはならないのかも、と思ってしまった。

  • 聴く読書で読みました。ノリが少し少女漫画風な感じがあり、多少聞き疲れてしまうところもありましたが、色々な考え方を知るのにはよかったと思います。

  • サクサク読めました。

    LGBTは他人事なら、否定的な見方はしないだろうけど、これが我が子であるなら偏見や差別に晒される哀しみや普通の人生を歩む事が出来ない事に、自責の念に苛まれると思う。誰しも幸せを願うはずだが、難しい。

    この物語はコミカルな部分もあり、重すぎずハッピーエンドです。

  • 読みやすいし、考えさせられる内容だとは思ったけど、最後少し駆け足だったような、、、

  • 「莉緒」
    カミングアウトされた事。
    聞かされる方は結果を悩む形になるが、言う側は長い間ずっと一人で悩んでいたんだもんな。
    信じたくない気持ちは分からなくないが、それでも事実を受け入れてあげるのが優しさだろう。

    「聖将」
    清らかな付き合いを前提。
    自分の中で葛藤があり、中途半端な覚悟のままいたからこそ出てきた本音であるのだろうな。
    無邪気に放たれる言葉だからこそ心に突き刺さるだろうが、悲しい事に世間の目はそうだよな。

    「優美」
    他人と自分の子は違って。
    こんな風に受け入れてくれる人達はほんのひと握りで、現実は無情にも受け入れ難いだろう。
    自分の子が当事者だとしても、愛した相手が同性だっただけと思ってくれるだけで幸せかもな。

    「稲男」
    当事者じゃないからこそ。
    本当に悩んでいる人たちに寄り添うつもりなら、安易にセミナーに誘ったり出来ないだろう。
    考えてから発言しているのか疑問に思えるほど、軽口で傷を抉り無意識に凶器を向ける人だな。

    「雄哉」
    結果的にたどり着いた答。
    別れたのは一時的な誤解であり、自分たちは障害さえなければ戻れると自信があったのだろ。
    予想外すぎる受け入れ方ではあるが、前向きに考えてもらえるだけで嬉しすぎることだろうな。

  • 一気に読んじゃった!
    頭では分かってても、心が追いつかないことってとうしてもありますよね…

  • テンポよく進むので読みやすい。
    「息子のボーイフレンド」というタイトルで母親目線で物語は始まるけれど語り手は母親だけでなく本人や母親の友人の目線からも語られる。

  • 息子に彼氏がいるとカミングアウトされた家族の話。
    LGBTが一般的になったとしても、実際に家族がそうだとわかると受け入れ難い現実。
    フィクションだからハッピーエンドですが、現実は難しいのかもと思ってしまいます。

  • 母親の葛藤が1番心に残った話でした。世間的には賛成・応援するという気持ちがあるものの、いざ自分が母親の立場になって考えて見たらと思うと、受け入れられるのかと考えられるお話でした。

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ロヨラ・メリーマウント大学院で映画・TV製作の修士号を取得。2008年、短編「雪の花」で第3回「Yahoo!JAPAN文学賞」を受賞、翌年、同作を含む短編集『雪の花』で作家デビューを果たした。ダークミステリー『暗黒女子』は話題となり、映画化もされた。他の作品に『絶対正義』『サイレンス』『ジゼル』『眠れる美女』『婚活中毒』『灼熱』などがある。

「2021年 『息子のボーイフレンド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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