ランドセルは魔女 (サンリード・創作童話シリーズおはなし文庫 8)

著者 :
  • サンリード
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (97ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784914985462

感想・レビュー・書評

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  • 柏葉幸子さんのふしぎシリーズの元挿絵だった、竹川功三郎さんの本を探していてみつけ、図書館でかりました。
    作は、大海赫さん。安定の気味悪さです。

  •  名作か、と言われると自信はありませんが、非常に強烈な印象を残す本です。ファンタジーは、過去によく読みましたが、こんなにダークなファンタジーは、初めてでした。この本をきっかけに、私は憑かれたように作者の著書を次々に読むことになり、ハマっていきました。この独特な世界、読んでもらわなければ、わかりません。ただ、好き嫌いは分かれる本でしょう。この本についていえば、イジメについても考えさせられます。イジメが深刻化した状態というのは、この本の主人公のように魔女にとり憑かれている状態なのかも知れません。もし娘が「イジメ」に関わるようなことになってしまったら、読むように薦めようと思います。

  • これは小学校の頃図書館で借りて、ものすごく印象に残った話。
    大海赫はトラウマになった児童書でここ数年よく聞く名前だが、この作品名を聞くまで、自分が過去に読んだ作家だったとはまるで気付かなかった。たまたま古書で見かけ、久々に読み返したくなって購入。
    昔読んだ時は主人公と同じ小学生だった分、相当恐ろしく感じたのを覚えている。でも「ランドセル」を背負っていた時代は今は遠く、子供の頃に感じた恐怖はなかった。だがその分、作中で描写される子供たちの容赦のない悪意に非常に嫌な気分になった。何ていうか、悪意の描写が非常にリアルで、読んでいて胃が重く口の中が苦くなる。
    「怖かった」という印象ばかりが強かったので、こんなに暗澹とした気分になるとは思わなかった。年を経てもかつてとは違う部分でダメージをくれるとは、さすがトラウマ作家。

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