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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784924914346

感想・レビュー・書評

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  • チャイナ・ミエヴィルの「アンランダン」の解説に、姉妹編のようだとあったので、読んでみました。ちょっと「スターダスト」のような、裏ロンドンの世界でした。

  • ストーリーとしてはきっと面白かったんだと思う。
    でも、翻訳文が具合悪すぎて、
    ちっとも面白くなかった。

    翻訳がもっと上手であれば・・
    残念です。

    • がるっちさん
      分かります。
      翻訳本は、翻訳にかなり左右されますよね。
      原書は確かに世界がユニークで面白かったです。
      分かります。
      翻訳本は、翻訳にかなり左右されますよね。
      原書は確かに世界がユニークで面白かったです。
      2010/02/12
  • ロンドンの証券会社に勤め、
    キャリアウーマンの彼女とも婚約が決まり、
    順調な人生を送っていたリチャード。
    彼女の上司とのディナーに行く途中、
    突然壁の中から負傷した少女が現れ、人がいいリチャードは彼女を助けることに。
    少女はドアと名乗り、下のロンドンから来たという。
    傷も治り、ドアは姿を消すが、その日からリチャードの日常は一変する。
    誰も彼のことが見えなくなり、存在しなくなってしまったのだ。
    あてどなく歩くリチャード。しかし、ホームレスの男に導かれ、地下に潜ると、
    そこには、失せものと忘れ去られたもので形作られた、闇と魔法のもう一つのロンドンが存在していたのだ!
    ドアは下のロンドンの名家だったのだが、家族が殺され、その仇を撃とうとしていた。
    犯人は誰なのか?答えを知る天使は?
    そして、リチャードは元の生活に戻れるのか?

    基本的には、●●を倒すために仲間と○○を探しに行く、という成長と冒険の典型的なファンタジーなんだけど、
    その舞台が都会の地下というのがたまらない。
    そこでは、意味の失われた地名が現実として存在している。
    東京の地下鉄でたとえると、半蔵門駅の下には、まだ服部半蔵がいる、みたいな。
    馬とダンジョンの代わりに、地下鉄と下水道。
    薄汚く、ごみごみとした市場の描写はかなり好み。
    ストーリーよりも、その世界にはまれ、という感じかも。

    キャラクターがまたよくて、
    ドアの父親に昔借りがあるということで仲間になる、
    皮肉っぽく、信用のおけないカラバス侯爵がお気に入り。
    女性ボディガードとしてはモリィには及ばないまでも、
    久々のかなりの萌えキャラ(笑)ハンターもイイ感じ。
    地下鉄に所領を持った伯爵もステキ。

    元々はテレビ用の台本として書かれていたらしく、
    キャラクターや情景が想像しやすい。
    これは映画化しても、けっこうはまるんじゃないかな。
    ラストもそんな感じだし。

    まー、一度ヲタクの道を歩んだ人間は、二度と堅気に戻れないってことかな(笑)
    オススメ。

    実は、あらすじ見た時、チャイナ・ミーヴィルの『キングラット』だと思って、
    最近までスルーしてたというのは秘密。

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著者プロフィール

イギリスの作家。1960年生まれ。短編・長編小説、コミックブックやグラフィックノベルの原作、声劇や映画の脚本で知られる。代表的な作品には『サンドマン』、小説『スターダスト』、『アメリカン・ゴッズ』、『コララインとボタンの魔女』などがある。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞など多数の文学賞を受けている。
ニール・ゲイマンが陰陽師の世界を書き、イラスト天野義孝、夢枕獏翻訳の『夢の狩人』(原題:The Sandman: The Dream Hunters)は2000年にヒューゴー賞の関連書籍部門にノミネートされた。スタジオ・ジブリの「もののけ姫」の英語版の脚本でも知られる。米国ミネソタ州在住。

「2023年 『サンドマン 序曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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