慧眼 <問題を解決する思考> (大前研一通信 特別保存版 Part.Ⅳ)

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制作 : ビジネス・ブレークスルー出版事務局 
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784930774842

感想・レビュー・書評

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  • 2010年の作品なのでケースとしては少し古いが、イオンの葬祭ビジネスや道州制は興味深く読める。
    後者は実現の可能性すら具体性が見えないが、実際に九州という地域においては、他の地域とは違う取り組みが見て取れるケースも徐々に出ている感じがする。

    海外に目を向けると人口が少なくても国家として成立しているところはあるし、日本という国において、東京一極集中化している現状においては、地方から活性化に繋げることが近道かも知れない。

    少子高齢化が進むと当時(いやそれ以前)から言われており、世界の人口大国である中国ですら一人っ子政策の影響もあってか高齢化社会の仲間入り。
    先進国では移民を受け入れている米国などは就労人口の拡大が図れていると思うが、EU諸国ではどうだろうか?
    あまり興味を持っていなかったこともあり、無知でしかない自分がいる。

    大前さんがおっしゃられるもし自分が○○だったら、どうする?というお題の設定の仕方は勉強するという視点においては非常に有効だと思います。
    が、日々の仕事に追われる中で、新しい知識のインプットをしながら、お題を設定してその答えを見つけ出すのは難しいなぁと思ってしまう自分が情けない。

    気づきをもらえたことを好機と捉え、知識のインプットを進めるだけでなく、アウトプットを出すことを意識していこう。

  • 大前ライブの復習とRTOCSに対する心構えができる。守破離の概念でまずは徹底的に脳に考え方を染み込ませるべき。

  • 「日本人は”最悪”を想定しない」⇒理由に以下の2点を挙げている。3.11を経験した今、すごく納得。①1000年以上に渡り中国や欧米から文明を受け入れたため答えは自分で見つけるものではなく探すものという習慣がある ②日本特有の「言霊信仰」⇒悪いことはなるべく考えない、という思想。

  • マレー、クアラルンプールなどを舞台とした作品です。

  • 大前さんが総理だったら、日本は強くなるのに…。大前さんの枠にとらわれないアイデアにほっほぉ!!と何度も感嘆。携帯やITによる効率性と利便性は今後欠かせないし、ガラパゴス化した日本ならでは生かせるはず!!結果のでる改革を求め、私も考えていきたい。

  • 過去のライブや記事からの抜粋なので、多くは知っている内容だが、改めてまとめてみると、読み応え、おもしろさはやはり素晴らしい。

    こういう視点を忘れずに、学び、生活していきたいものです。

  •  哲学的思考の必要性
    ・避けては通れない英語化―楽天・ユニクロだけじゃない

    ・イオンの葬儀ビジネスとサイバー葬儀・供養の可能性

    ・トヨタホームの可能性―立替需要
     日本の住宅業界の寡占による規制を緩和し、海外の自動車工場を転用して海外から安い材料を調達してつくれば900万で家は立つ。

    ・キャメロンを見習ってグレート・ソサエティを目指せ
     休眠口座の活用、規制緩和による民間資金、ボランティア、海外からの投資などで景気浮揚・経済対策

    ・共通番号制度導入で行政サービスの合理化を。

    ・道州制で(九州)黄海経済圏の活用。ハブ空港を作って無駄を省く。思い切った政策実現。

    ・観光―LCCを誘致し安く来られるようにする。入管でケータイを渡し、宿泊やグルメ、観光情報が見られるようにする。通訳サービスやカード機能もあり支払いも楽にできるように。トレース機能も活用し分析。次回来日時に保存したデータを再度読み込ませ活用。

  • この方の著書は、ボテイブローのように現実化されていくから面白い。

  • レビュープラスさんから献本いただきました。
    レビューはブログへ書きました。
    http://ameblo.jp/yu-terataku/entry-10702232118.html

  • @reviewplus のレビューワに当選。早速、読了。リアルタイムオンラインケーススタディという大前研一竜の教育メソッドが紹介されている。最近の経済状況などを元に論じられている内容は、さすがだと思う。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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