九月に 上

著者 : ロザムンド・ピルチャー 中村妙子

• 朔北社 (1997年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[hatuhiさんの感想 · 2013年3月15日]

シェルシーカーズの続編の位置付けながら、イギリス的な家族が描かれる秀作。

[麻沙古さんの感想 · 2011年2月21日]

スコットランド、ストラスクロイ村に暮らすバルメリノー家とエアド家の各人達。
家庭と地域の絆を大切にしながらも各個人が抱える悩み、葛藤が、家や共同体としての地域社会をからめて、ふかーく、美しく、そして悲しくもありながら浮き彫りになっていく上巻。
現代のお話だよ。
まるで過去のきらびやかな田舎の社交のお話のよう･･･。

上巻は、お話の頂点、スタイントン家ケイティー社交界デビューのためのスコットランド風＆ディスコ有の大ダンスパーティーへ向かう下巻への橋渡し。
各人、各家の歴史、問題をゆっくり味わえ読書できた上巻でした。

[chiyolyさんの感想 · 2006年11月10日]

ロザムンド ピルチャー

[源氏さんの感想 · 2005年6月2日]

1,774

著者プロフィール

1924年、イギリスに生まれる。18歳より『グッドハウスキーピング』『レディーズ・ホーム・ジャーナル』等を中心に数多くの短篇を発表。代表作『シェルシーカーズ』(朔北社）は世界的に1000万部を売るベストセラーとなった。短篇、中編、長編を多数発表。2002年にOBE勲章受章。2019年没。

「2022年 『ロザムンドおばさんの花束』 で使われていた紹介文から引用しています。」