働けECD わたしの育児混沌記

著者 :
  • ミュージックマガジン
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本棚登録 : 317
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784943959298

作品紹介・あらすじ

妻(27歳写真家)と夫(51歳ラッパーECD)と娘二人(2歳と0歳)のドタバタ生活をつづった人気ブログ「働けECD」が待望の単行本化。家事に追われ、子供に泣かれ、早朝ラップで起こされて。さらに襲いかかける震災、原発の恐怖に怯えながら、楽しくも懸命に生きる石田家の毎日を、母、そして妻の視点から瑞々しく切り取る心あたたまる子育て日記です。

感想・レビュー・書評

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  • ところどころかつての自分とダブる部分があって、手に汗握りつつ「ガンバレ!今だけだから!」と本に向かって叫びながら読みました。なんなんだ。

    あとECDさんはカッコイイと思います。

    http://zazamusi.blog103.fc2.com/blog-entry-1210.html

  • かなわないも呼んだけど、やっぱり赤裸々に全てを書いているところ、毎日の出費も事細かにのせているところ、すごいなあ。お金のない中で暮らすってほんまにしんどいけど、そこまでの悲壮感とかがないのが凄い。

  • 軽く読めた!面白くてセンスがある
    ブログの日記としては続きのはずだけどこれ読んだ後にかなわない読み始めるとちょっと重いなあ…
    藤原マキさんの私の絵日記?が出てきておおおとなった
    このシリーズ全部とECDの著書まで読んでやっと一つの物語なんだろうな、頑張って読もう
    と思ったけど元々はブログなわけだから、生活はつづく、今も物語は続いている、と思ったらすごい人生だなと

  • ずっと読みたかった本!
    なんとなく子供がいたら面白そうっていう理由で子供作りたいんだけど、この本を読んでちょっとこわくなった、、、笑
    他の作品も読みたいしECDさんの音楽にも興味を持った。

  • THE日記。いいことも悪いことも、整理されていない気持ちも勢いのまま文章になっている。そのとっ散らかり具合に安心する。著者はかなり激情型っぽいので若干共感できない部分もあったけど、それは自分が冷静な状態だからであって、大半は「そんなもんだよね」と思わせてくれることが多かった。八つ当たりしてしまった時の情けなさとか、自分だけ社会から置いてきぼりにされたような寂しさや焦りとか。しっかり反省の言葉を残しているのに同じようなことでキレたりとか笑
    心の拠り所にしていたお母さんは多かったのではと思う。

  • 出だしの水筒のくだり、ドンキのコーラ、手に取るようにわかる具体的な出来事。直接話を聞いてるかのような感覚になって、読むっていうよりも、ウンウンって聞いてる感じ。家計簿と日記だけでこんな笑えるかってくらい、めっちゃ笑える。

  • 20200821

  • 植本一子さんの本は「かなわない」から時系列めちゃくちゃで読んでいて、浮気を堂々と悪気なく書いている人ということと、文章には惹かれるけれど、大雑把にあまりよくないイメージがあった。
    でもやっとこちらを読んで、ECDさんの優しさや偉さ、一子さんの頑張りがわかり、プラス何だかわからないけど良い生活感が滲み出す素直な文章がこの頃から変わらずにずっとあることがわかった。写真も温かい感じがするし、お人柄なんだろうな。くらしちゃんとえんちゃん、かわいいお名前。

  • 2011年刊行。2010年2月から2011年4月の日記を抜粋、再構成したもの。「かなわない」で書かれていた時間と連続している。

    家計について書くことからはじまったのが、文章を書くことに慣れていくにつれ、書けることが増えていく。そのため、後半は本の形式と内容がうまくマッチできていない感じがした。この本のキャプションや注は、取っつきやすさやポップさを加えてくれる小道具だったので、そこも徐々にうまく機能しなくなっていく印象があった。

    どこまででまとめるか、「かなわない」を先に読んでいるからこそ、植本さんはもっと違うことを表現したかった/違和感があったのだろうなと想像する。

  • あー面白かった。若い妻から見た歳上の旦那っていうのがチラホラあって笑った笑った。子育てについては共感すること多々。一般的な家庭よりは助けてもらえてる方だってのはわかってんだけど、今この泣き叫ぶ赤子をどうにかしてくれ!と思っちゃうんだよな〜。著者が、自分の日記で同じような境遇の人を元気づける助けになればと言っていたけれど、ほんと小さい子を育ててる人は読んでみるといいかも。それでも毎日は続く〜!

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著者プロフィール

植本 一子(うえもと・いちこ):写真家。1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で優秀賞。2013年から下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」をかまえる。主な著作に『愛は時間がかかる』『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『台風一過』『うれしい生活』『家族最初の日』などがある。

「2024年 『さびしさについて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

植本一子の作品

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