芝木好子小説集 新しい日々

著者 :
  • 書肆汽水域
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784990889951

作品紹介・あらすじ

戦後の女流文学を代表する作家・芝木好子の小説集を没後30年の節目に刊行。梅、牡丹、菖蒲、白百合、白萩、都忘れなど、芝木作品の中で印象的に描かれている「花」に焦点を当てた小説集です。花の移ろいと人生の移ろいとが重なり合い、女性として生きる苦悩や喜びが行間から漂ってくる滋味豊かな一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 密やかな思いを秘めた女性が登場する8篇からなる短篇集。
    芝木好子さんの作品を初めて読んだが、一つ読み終える毎にじわじわと良さが染みてくる。景色に心情がうまく溶け込み、品があり味わい深い。
    この小説集に出会えたことに感謝。他作品も是非読みたい。

  • 芝木好子小説集新しい日々
    著作者:芝木好子
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    第14回芥川龍之介を受賞する。

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著者プロフィール

芝木好子(しばき・よしこ):1914-91年。戦後を代表する小説家の一人。生まれ育った東京下町への哀惜を託した文章で知られ、芸術と恋愛の相克に苦しむ女性の生き方を描いた小説に独自の境地を拓いた。芸術院会員。文化功労者。主な著書に、『青果の市』(1941年、芥川賞)、『湯葉』(1960年、女流文学者賞)、『夜の鶴』(1964年、小説新潮賞)、『青磁砧』(1972年、女流文学賞)、『隅田川暮色』(1984年、日本文学大賞)、『雪舞い』(1987年、毎日芸術賞)がある。

「2023年 『洲崎パラダイス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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