パリのガイドブックで東京の町を闊歩する 第2号: 読めないガイドブック (2)
- 代わりに読む人 (2020年11月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
- / ISBN・EAN: 9784991074325
作品紹介・あらすじ
フレンチトーストをついに食べた「私」は東京の町を闊歩するため、行く先々でパリのガイドブックを買い集め、順に読もうと試みるが……。
荻窪のコンビニから、村上春樹へ、そしてパリ・ノートル・ダムへ。日常を冒険に変える奔放な思考の脱線 第2弾。
感想・レビュー・書評
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なぜか二巻から読み始める。
レビューの人々はパリのガイドブックを片手に、東京の街を「闊歩しない」筆者に優しい(笑)
「ガイドブックを読む。読めば世界の見え方が変わる。その世界の見え方の変わった『私』として東京を歩こうと思っていた。その時、どう歩くかが問題だと思っていた。あるいは、そのために何をどのように読むかが問題だと思っていた。ところが、歩くために読む、そのまず純粋に『読む』ことがまさかこれほど難しいとは思わなかった」
筆者はあらゆるパリのガイドブックを見つける。
時には、この変わった企画に挑戦するかのような、お薦めされた本も集める。
だけど、読まない。読めない。
読めない自分に焦りを感じながらも進まない。
正直、私にはその理由が分からない(笑)
けれど、着実に、東京を舞台に、パリとのコネクトは開始されているようにも感じる。
「準備体操」がそれであれば良いけれど。
行ったことのない、テクスト上の「都市」を、眼前に描いていく?見透していく?
楽しみだけど、どうなるかな。 -
動き出すと思いきや動きださない第2号
きっと次は闊歩するんだろうなあ、楽しみです_φ(・_・
2021/03/06 ★4.0
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パリのガイドブックを読み込んで読み込んで、それでも出発しなかった1巻から約1年。ついに出発するのか。
と、思ったら…。
止まる事で広がる思索は、思わぬものを手に入れる。
面白い。 -
まだ、東京の街を闊歩するには至らないのであったが、思索の森の闊歩はすすんでいるのであった。ああ、いつになったら僕らは東京の街を闊歩する著者を目撃できるのであろうか。