オー・ブラザー! [DVD]

監督 : ジョエル・コーエン 
出演 : ジョージ・クルーニー  ジョン・タトゥーロ  ティム・ブレイク・ネルソン  ホリー・ハンター 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.55
  • (61)
  • (99)
  • (159)
  • (15)
  • (9)
本棚登録 : 526
感想 : 83
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102736712

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • コーウェン兄弟の、ブラックユーモアさや凡人とは違う個性的な人々が出てくる世界。こういう見方をすればこの人もこう滑稽になるんだ、と思った。逃亡理由も驚くようなことだし、極悪人は居なくて何処か皆それぞれの信念や正義のもとで動いていて厭にならない作品。ジョージクルーニー渋いです。

  • うーん、なんというか突き抜けた明るさはあるんだが…。ホメロスの「オデュッセア」を下敷きにしているとかだが、そんなこと言われてもなあ。たしかにブルースやカントリーがいっぱい詰まった音楽はいいんだけど。ロバート・ジョンソンはクロスロードに立っていたし(笑)。悪くはないんだが、ビデオで本編が始まる前に「バーバー」の予告編を見てしまったのでその印象が蘇ってきてしまい、それに較べるとなあ(較べてもしょうがないのだが)…。もう少し深みというかなんというかグッと来るものが欲しかった。コーエン兄弟作品だとかいった予備知識なく見たらおもしろかったのかも。

  •  脱獄から始まる『ブルース・ブラザーズ』。
     コーエン兄弟制作の三人の脱獄囚の成り上がりと冒険を描いたコメディ映画。米サイトBuzzfeedが選んだ「25歳になるまでに見るべき映画25本」の中の一本なので見たが、面白かった。冒険や珍道中は面白くて良い。

     あらすじ
     刑罰の作業中に脱獄した三人の囚人、ユリシーズ・エヴェレット・マッギル、ビート、デルマーは一路、エヴェレットが現金輸送車を襲い奪った現金、百二十万ドルの隠し場所に向かう。隠し場所はもうすぐダム建設によって水の底に沈もうとしていた。
     車を手に入れた三人は途中で悪魔に魂を売ったというギタリスト、トミー・ジョンソンをヒッチハイクで拾う。歌えば金が手に入ると聞いた三人は、近場のラジオ局で懐メロを歌い、金を手にする。警察の追っ手から逃げる中、トミーと離れ離れになってしまうが、代わりにジョージ・”ベビーフェイス”・ネルソンと出会う。銀行強盗の常習犯であるビッグ・ジョージから金銭を与えられ、三人の旅路は快適になるかに思えたが、途中で出会った三人の美女の誘惑にビートが嵌り、警察に売られてしまう。エヴェレットとデルマ―は二人で旅を続ける中、エヴェレットの前妻ペニーと出会うが、ペニーは別の男性と再婚の約束していた。映画館で悪態をつくエヴェレットだったが、観客席に座った囚人の集団の中にビートがいることに気づく。ビートは「宝物は探しに行くな」と呟く。刑務所からビートを救ったエヴェレットとデルマーだったが、ビートが現金の隠し場所を喋ってしまい、待ち伏せされていることを知る。エヴェレットは許し、ビートは感動したが、逆にエヴェレットが現金を隠したのは嘘であること、妻の再婚を止めるための脱獄だったことを語る。ビートは逆上したが、最中に偶然KKK(白人至上主義団体)の私刑現場に鉢合わせてしまう。私刑の被害に遭いかけていたのは、ギタリストのトミーだった。
     トミーを救い、ペニーの結婚式場にバンドとして侵入する三人。美声を披露したことによって、偶然にも州知事から恩赦を受け、ペニーを取り戻すことに成功する。エヴァレットの故郷に向かった三人は、三人を追い続けたサングラスの保安官に私刑にされそうになるものの、ダムの水流のお陰で無事生還するのだった。

     キャラクターは脱獄囚三人組が全員キャラが立っていて良かった。ペニーが金の話ばかりする女でなければもっと良かった。
     ストーリーは出会いと別れとトラブルを繰り返しながらも目的地に向かう王道の流れだった。複数人の男が目的地に向かって旅をするという構図は『スティール・ボール・ラン』や『Stand by me』を彷彿とさせる。また主人公たちが音楽で状況を打開するという筋書きは『ブルース・ブラザーズ』を連想させる。主人公たちのアウトローな雰囲気も一致しているが、『ブルース・ブラザーズ』が監獄(ロック)で終わるのに対し、この映画は脱獄から始まる。
     総合的に見て面白い映画だった。他のコーエン兄弟制作映画に比べ、かなりコメディとしてのクオリティが高い。だがコメディ以上のものではなかった。面白く笑える作品ではあるが、そこ止まりである。

    キャラクター:☆☆☆☆
    ストーリー :☆☆☆
    世界観   :☆☆
    テーマ   :☆☆
    映像    :☆☆☆
    台詞    :☆☆

  • ジョージクルーニーが観たかっただけ。

  • 個性的、って言い方はあまり使いたくないが、出てくるひと皆、個性の塊とでもいうのか、とにかくへんてこな奴ばっか。もちろん主人公3人もおかしくって、それぞれのキャラが際立っており、そんな人物にこの作品の面白みが詰まっている。コーエン兄弟の作品は、演出や撮影も魅力なんだろうけど、わたしは登場人物のキャラクターに毎度惹かれている。

    コーエン兄弟の作品はウィットとユーモアが下敷きにあり、ただのコメディには収まらない。こいつら本当に脱走犯なのか?と思わせる能天気さは、ひっきりなしの笑いを要求しない。ある知的レベルを得ての、面白さ、愉快さがある。

    セピアとカラーの使い方で、30年代のノスタルジーが表現されていて良かった。ずぶ濡れボーイズの歌が普通に良かった。音源欲しいなー。

  • コーエン監督の独特な世界観炸裂。何を描きたいのかさっぱりわからないまま終了。私の鑑賞力が低いのか。玄人受けがいい同監督の作品。本作もそうなのだろうか。

  • 何度みても、面白くて、大好きな映画です!コメディですが、人情味もたっぷりあって、何だか最後はうまくいくっていうストーリーにいやされます!!サウンドトラックも、カントリー、ブルース、ゴスペル、ブルーグラス等、良いです!!

    鹿児島大学 : まっぴっぴ

  • ジョージクルーにのせいでみてしまった。
    シマシマでどろどろでもかっこいいものはかっこいいと思った。

  • 【映画感想】オー・ブラザー!
    http://sorachi.ciao.jp/blog/?p=399

  • 脱獄囚3人組のほのぼのすぎる冒険映画。
    こういうユニークな映画もあるんだと思った。
    コーエン兄弟を知れたのが、嬉しい。
    あと、ジョージ・クルーニーが、とってもかわいい。

全83件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×