天国の口、終りの楽園。 [DVD]

監督 : アルフォンソ・クアロン 
出演 : ガエル・ガルシア・ベルナル  マリベル・ベルドゥ 
  • ナド・エンタテイメント
3.43
  • (37)
  • (76)
  • (137)
  • (22)
  • (5)
本棚登録 : 461
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4582113260367

感想・レビュー・書評

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  • 2001年公開のメキシコ映画。


    いやぁ〜
    まずはこの邦題タイトルに拍手!
    いっそないほうがいい
    センスを疑う邦題が多い中、
    コレは言い得て妙♪



    17歳の少年2人が美しい人妻と共にメキシコを南下し、
    存在するのかさえ分からない伝説の海岸
    『天国の口』を目指す
    ほろ苦いロードムービーです。



    まずはじめに警告★


    ポルノ映画と見間違うほどに
    男女沢山のヌードシーンが出てくる映画です(笑)


    主人公の2人が
    思春期の少年ということから
    会話も下ネタばかり(笑)

    しかーし!
    ギブしないで必ず最後まで観て下さい。


    少年たちの心の成長を描いているので
    ラストが近づくにつれて
    見方が変わってきます。

    最後まで観てはじめて
    思春期の儚い、
    刹那な感じが
    波のように押し寄せてきます。


    自分は主人公たちと同じ男なので、
    なんとも懐かしい気分で鑑賞しました。

    『頑張れ少年!みんなそうやって大人になるんやで』って
    エールを送りたいくらい。


    メキシコの田舎町の綺麗な風景と
    唐突に胸を締め付けられるラストも秀逸。


    十代のあの頃の大事さが身に沁みて解る人なら
    必ず気に入る作品です。


    今や若きスターでもある
    ガエル・ガルシア・ベルナルの魅力爆発の
    刹那の美学香る
    青年版『スタンド・バイ・ミー』。

  • もっと若い時に観ておくべきだった映画。
    でも、大人になったいまだからこそ分かるものもある。
    こどものころの友だちは永遠。なんてうそだろ?
    ユニコーンの楽曲「すばらしい日々」のようにいつしか疎遠になってしまう。
    でも、確かにあの日々は、すばらしかった。
    若者の燃え盛る命の炎の衝動を描いた映画。
    だいすきです。

  • ◆ネタバレがありますのでご注意ください


    女優がキレイなんだかそうじゃないんだかよくわからない。ジュークボックスの音楽に合わせてカメラに向かって踊るシーンはよかったんだけど。

    性に関する描写があからさますぎてちょっとグッタリしてしまった(稲垣吾郎も同じことを書いていた)。でもかならず笑いが入るんだよな。木に登ってみようとしたり、男同士でキスしたり。もっとも男同士のキスはふたりの隠れたホモセクシャル傾向が最後に出たシーンなので笑うところではないのかもしれないが。

    メキシコが舞台ということで夏の照りつける日差しの感じがよい。セメント打ちっぱなしのホテル(?)とか、ビーチでのキャンプとか。オープンエアーのぼろぼろ酒場でのビール&テキーラもラテンっぽい(アジアっぽくもある)。

    最後で偶然再会した少年二人が仕方なくコーヒーを飲み、ぎこちなく別れるのがよい。ルイザの死はそこで語られるよりもむしろ彼女が海に入っていったところでナレーションで語られたほうがよかった。少年によって語られると「いかにも」という感じになってしまう。

    途中で(スペイン語でのまくし立てもあり)ややぐったりしたが、ラストでうまくまとめられてしまった。

    旅の途中、カーラジオから流れてきたのがナンニ・モレッティの「息子の部屋」でも流れていた曲。サントラを見たらブライン・イーノの「by this river」という曲だった。静かなんだけれど妙に印象に残る曲。

  • ナレーションが「スタンドバイミー」を思わせる。

  • ロードムービー。
    好き嫌いが分かれるかと思うが、私は好きな作品。

  • Y TU MAMA TAMBIEN
    2001年 メキシコ
    監督:アルフォンソ・キュアロン
    出演:ガエル・ガルシア・ベルナル/マリベル・ベルドゥー/ディエゴ・ルナ

    ストーリーは一夏の思い出系というか、女の子とエッチしたり遊んだりすることで頭がいっぱいな高校生の男の子二人が、年上の人妻とひょんなことで“天国の口”というビーチ目指して車で旅をすることになり、喧嘩したり、うっかりエッチしちゃったりの、その道中を描いたまあ一種のロードムービー。

    …と言ってしまうと軽そうなんですが(苦笑)きっとメキシコ特有のカラッとした活気に満ちた空気が湿っぽさをかもし出すことを拒絶しているだけで、実はとても残酷で深刻なテーマを孕んでいるんじゃないかと。最後にある事実を知って、観終わって、そしてしばらく後になってから、じわじわと胸に迫ってくるような、そんな映画でした。クサイ言い方ですが「青春はほろ苦い」なんかそんな感じ。

    人妻役の女優さんはナイスバデーでした。しょっぱなからボカシ入りまくり(笑)の映画だったんですけど、基準がよくわからないというか、フル●ンで水泳してるシーンとかはOKなんですよね(笑)で、やっぱりどこかしらカラッとしててオープンなので、あんまり厭らしさがないというか、笑って見れてしまう感じで。

    南米が舞台ということで、セリフの中に出てくる住所が「マチュピチュ」だったりとかするのが新鮮でした。渇いた鮮やかな色彩と、太陽と海の匂いがしてきそうな映像も美しかったです。

    (2003.04.11)

  • 原題がお前のママとも、な件笑。すごいな原題、そのまますぎる。そう考えると邦題なかなかの秀逸さ。
    さて、ターミナルを観てディエゴルナのかっこよさに気づき彼目当てで観たのだが、セックスしか頭にない幼馴染役のディエゴルナ扮するテノッチとガエルガルシアベルナル扮するフリオがうんざりするほどいい。
    互いが互いの彼女と何度も寝、フリオなんてお前のママとも寝たとか言い始めるからね、終盤。シュール。
    無修正版で観たかったなー。
    青春ロードムービー、いろいろ響いた。くだらないなーと思いながらも若いってこんなんだったかもって思いながらさ。でもくだらないんだよね、セックス、ファックばっかりだから。最後のルイサとの3Pはなかなかの美しさ、そしてルイサの最期を思うと儚いなって、思った。

  • テキトーに観ていたつもりが最後までしっかり鑑賞。すこし切ない。メキシコの何気ない景色もいい。

  • わけわからん。

  • 『ゼログラビティ』のキュアロンの隠れた名作。この映画を一番好きな映画と答えた青木裕子は本物だ。

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