PERFECT BLUE [DVD]

監督 : 今敏 

出演 : 岩男潤子  松本梨香  辻親八  大倉正章 

• ジェネオン エンタテインメント

感想・レビュー・書評

[agotaさんの感想 · 2011年6月19日]

「PERFECT BLUE」を見た。今敏監督作品の「東京ゴットファーザーズ」がそこそこ面白かったから、見てみたのだが・・・各国の国際映画祭で絶賛され、Amazonのレビューも高得点ばかり。だけど、正直いまひとつ。退屈ではなかったが、もう一度見たくなるような作品ではなかった。

筋自体はよくあるサイコスリラーってやつで、現実と妄想の境界が曖昧になり、なにが本当かわからなくなっていく。中盤、劇中劇（ドラマ）と物語が絡み合って、主人公だけではなく、見ている側もなにが本当なのかわからなくっていくところは、うまいなと思った。これから、どんな展開になっていくのだろう？と期待していたんだけど・・・ま、予想通りの展開に収まっていって、個人的に尻すぼみ感が。虚実の境目が曖昧になり、怖いね～ぐらいの印象をもつが、その程度で止まってる。何が本当で何が嘘なのか？という疑問のレベルを超えて、さらに突き進んだ物語世界を淡々と示す作品を知る俺としては、物足りない。

それから、最後の主人公のセリフ・・・蛇足の極み。台無しだよ。

[furuyoshikunさんの感想 · 2011年6月9日]

万人には勧められないけれど間違いなく名作だと思う。
怖かった。

[s06pp116さんの感想 · 2011年6月1日]

当時は斬新だったかもしれないけれど、時間の洗礼を受けてしまった感がある今敏監督のデビュー作。

[luminous0さんの感想 · 2011年5月22日]

くあーなつかしいな。見たのはもう随分と前ですが、衝撃でした。現実と妄想の狭間、自分の中に存在する狂気、というシチュエーション。今はもう亡き今敏監督の作品ですが、とても面白いです。

[ろーさんの感想 · 2011年5月5日]

R15だったかな、超面白いよ。レイプシーンや流血があるので苦手な人はいるかも。今敏さん衝撃の監督デビュー作。

[たみさんの感想 · 2011年5月1日]

調子に乗って、
今敏を見てみよう、第二弾。

アニメ初のサイコ・サスペンス（ホラー？スリラー？）と言われるようです。
アイドルから女優へ転身する霧越美麻を襲う、憂鬱な日々。
ドラマと日常、アイドルと女優、幻想と現実……さて境目は？
錯綜し恐怖を煽っても、最後はしっかり回収されていたのでは、と思います。

やはり、ラストで思うのです、
女の人、嫌いなのかなぁ。。。

[しずるさんの感想 · 2011年4月20日]

アニメ初のホラー映画。アイドルから女優への転身過程の葛藤と殺人を描く。
友人におすすめしにくいけど、この時代にこれだけのものを作った監督に拍手を送りたい

[やけっぱちさんの感想 · 2011年3月20日]

今敏監督には益々感服するばかり。日本独特のエログロナンセンスを感じる。妄想と現実の狭間で行き交うぶつ切りのシーン展開に置いてかれそうになりながらも、そのいきなりの展開に息を呑むのである。

[ましゅまろまっしゅるーむさんの感想 · 2011年3月17日]

こわいこわいこわいこわい！！
こんな怖いアニメ初めてでした。実写でやればいいのにっていう意見があるかもですが、アニメだからこそあれだけラストの迫力がでたのかな。

[ganaoさんの感想 · 2011年1月31日]

アイドルが主人公のミステリー。
今さんはアニメーションがいつも面白い。
色んな"アニメ的"要素が詰まってる。

著者プロフィール

今 敏（こん さとし）
1963年10月12日生まれ。北海道出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒。漫画家、アニメーション監督。大学在学中の1985年、ちばてつや賞を受賞し、漫画家としてデビュー。漫画作品としては『海帰線』、『ワールド・アパートメント・ホラー』、短編集『夢の化石 -今 敏全短篇』（以上 講談社・刊）、『OPUS』上・下巻、『セラフィム 2億6661万3336の翼』（以上 徳間書店／復刊ドットコム・刊）がある。
1990年以後、劇場用作品を中心に、美術設定やレイアウト担当としてアニメーションの世界でも活躍。1998年には、映画『パーフェクトブルー』で初監督。その後、2002年『千年女優』、2003年『東京ゴッドファーザーズ』、2006年『パプリカ』を発表し、世界各国の映画賞を受賞。また、2004年には、TVアニメ『妄想代理人』を、2007年には短編アニメ『オハヨウ』を制作。
2010年8月24日逝去。享年46歳。

「2023年 『今 敏 MANGA選集 3 海帰線 ［ワイド版・生原稿ver.］ KAIKISEN』 で使われていた紹介文から引用しています。」