PERFECT BLUE [DVD]

監督 : 今敏 
出演 : 岩男潤子  松本梨香  辻親八  大倉正章 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.93
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本棚登録 : 799
感想 : 161
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102947316

感想・レビュー・書評

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  • 映像が強烈。音がリアルだった。さすが今監督。

    作中で映像が繰り返すのがおもしろかった!でも微妙に変わっている。
    全部、ん?っておもったところが伏線だった!

    よかった。おもしろい。

  • 一番今敏らしい映画

  • 今敏氏のデビュー作なのかな?かなり初期作品だと思われる。どこからどこまでが現実なのか?どこからどこまでが妄想なのか?がかなり曖昧な作品。①主人公の精神的疲弊による幻聴、幻視と、②ストーカー、ストーカーが見る幻聴、幻視③ストーカーを操るマネージャー、マネージャーが見る幻聴、幻視が絡まりあっているのでもはやその境界を見分けるのは至難のわざとなっている。少なくとも、初回一回だけでそれは見分けられないだろう。そもそも、結末も知らないわけであるし。結末は上述してしまっているけれども、マネージャーがストーカーを操っていた、というただそれだけで終わるのだろう。ラストのアクションシーンみたいなやつがどれだけ実際にあったことなのか?あるいはどれだけ主人公の不安、恐怖によって誇張されているのかは不明ではあるが。

    ※ちなみに不安とは顕在化されていない事象へ予期的に生じる不快であり、恐怖とは顕在化されている直接対象への不快なのだとか。

    それはいいとしても、今敏はアニメーションだからできる、表象というところに果敢に挑戦しておられると思う。これができるアニメ映画監督が海外にはあんまりいないのだろうね。だからしらんが、外国映画は子供向け作品が多いような、というかそういう固定観念があるのかもしれない。とはいえ、現在の日本にもあんまりこういう才能を持った人はおられない。特にアニメ映画界にはおられないだろう。残念なことだが……。それだけになくなられたことは惜しい。とりあえず、見ていて心がかなり痛くなってくるので感情移入する人は気をつけたほうがいいかな。主人公は元々アイドル歌手だったけれどそれでは食っていけないということで女優へと転身する。で、生き残るためにあれこれ仕事を引き受けていく。レイプされたことにより、解離性障害(多重人格)を引き起こした少女を演じる役を受けたのだけれども、実際には胸をもまれるし、パンツ脱がされるし、まじで挿入してるんじゃないか?というくらいのセックスシーンがある。映像には映らなくとも、エキストラ?と思しき男たちには陰毛が丸見えだろう。で、更にヘアヌード写真とか。まあ、ラストではスター女優にのし上がってたようだし、現実感を取り戻したようではあるけれど、いきなり音楽が明るくなって終わられてもね、ちょっとそのあたりはついてはいけない。

  • おもしろかった。

  • 『ブラック・スワン』を見た後に見ると、この作品がいかに時代の先端だったかがわかる。特典映像で今敏監督が言ってたので印象的だったのは、「アニメーションには“映っちゃった”がない」ということ。100%意図的な画面。だけどそれはCGが発達しまくった2011年現在、実写でも可能になった。その例のひとつが『ブラック・スワン』だと思う。ただ、それでもアニメだけの特権ってあって、それがこの作品が古びない理由なんだろうな。

    話自体もすごく面白かった。(り)

    『ブラック・スワン』とこれはよく比較されるらしいね。まだ『ブラック・スワン』観てないから、コメントできないけど。

    犯人のキモヲタが、不気味さをあおるように描かれてるのに、最後に声を聞くと意外に幼い声でびっくりした。でも、幼稚であるがゆえに何をするかわからないってことなのかな、と思った。どんなに不気味でも、中身は幼稚とも言えるけど。

    パソコンがまだ浸透してない時代っていうのがやたら懐かしかった。確かに、ああいうガッタガタのHPとかあったわw今のノスタルジーものは、「昭和の風景」が主流だけど、これぐらいの時代を描いたノスタルジーものもアリかもしれない。

    ゲオに通いつめてもなかなか借りられない作品だけあった。すごい面白かった。(な)

  • 怖過ぎ。指の間から見た。
    精神を病んでいく描写が秀逸で、見ている方も引きずられる。アニメだからこそ出来る表現をフル活用していて、感動した。
    最後のシーンは解釈が別れる。鏡越しの発言…。奥深い。

  • 凄い。構成も入れ子構造で最後までどっぷり。時代の切り取り方とか、今見るより当時見たかったけど、当時見たらトラウマになってたに違いない。ブラックスワンの元と分かってみたはずなのに、一人で見てしまったことに後悔。

  • 展開が読めなくて面白かった

  • エログロとかは置いといてこういう話は結構好きです。
    作画すごいなあ。

  • 最初から最後まで引っ張られっぱなし
    メタメタなストーリーを今まで何回か目にしている人にさえ発揮される引力

    あー、おもしろかった

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著者プロフィール

今 敏(こん さとし)
1963年10月12日生まれ。北海道出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒。漫画家、アニメーション監督。大学在学中の1985年、ちばてつや賞を受賞し、漫画家としてデビュー。漫画作品としては『海帰線』、『ワールド・アパートメント・ホラー』、短編集『夢の化石 -今 敏全短篇』(以上 講談社・刊)、『OPUS』上・下巻、『セラフィム 2億6661万3336の翼』(以上 徳間書店/復刊ドットコム・刊)がある。
1990年以後、劇場用作品を中心に、美術設定やレイアウト担当としてアニメーションの世界でも活躍。1998年には、映画『パーフェクトブルー』で初監督。その後、2002年『千年女優』、2003年『東京ゴッドファーザーズ』、2006年『パプリカ』を発表し、世界各国の映画賞を受賞。また、2004年には、TVアニメ『妄想代理人』を、2007年には短編アニメ『オハヨウ』を制作。
2010年8月24日逝去。享年46歳。

「2023年 『今 敏 MANGA選集 3 海帰線 [ワイド版・生原稿ver.] KAIKISEN』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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