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- / ISBN・EAN: 4959241935502
感想・レビュー・書評
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「午後のロードショー」にて。わりと面白かっです。自殺した夫のことで逆恨みしてベビーシッターとして家に入り込む。この設定が面白い。そして怖い。
また復讐の手口が陰湿で、子どもをてなづけたりして、じわじわと追い込んでいく。面倒くさいことをするなと思いますが、すぐに行動しては映画が成り立たないので(笑)。その甲斐あって緊張感は最後まで持続します。
レベッカ・デモーネイの愛想の良い顔と無表情で冷酷な顔との使い分けも素晴らしいな。 -
ある産婦人科の医師が、第2子出産間近の女性クレア(アナベラ・シオラ)にわいせつ行為をされたと訴えられ自殺。
その妻ペイトン(レベッカ・デモーネイ)は、ショックのあまり流産、逆恨みから復しゅうを計画し、乳母としてクレアの家に住み込むことに成功する...。
アナベラ・シオラが喘息持ちであること、ごっつい見かけに似合わず優しい性格の黒人の召使いのクライマックスでの役割の大きさ、レベッカ・デモーネイがアナベラ・シオラの一家に巧みに取り入る狡猾さ(アナベラ・シオラが寝ている間にレベッカ・デモーネイが赤ちゃんにお乳をあげたり、旦那を味方につけたりなど)が丁寧に描いているので、真綿でじわりじわり苦しめられるような緊張感が緩まずにクライマックスまで突入するので、一流のサスペンス映画に仕上がっています。 -
サイコスリラーとしては有名な古典だと思います。展開としても入りやすい(分かりやすい)です。すべてを知ってる我々だけが展開にハラハラし、段々と恐怖感が強まっていき、最後にホッとできるエンディング。
また、多様な人が社会を構成しているということも自然と盛り込んでいるところが、日本映画に比べて海外作品のいいところだと思います。 -
#2020年映画
01:ゆりかごを揺らす手
「ずっと一人でやってきた」ペイトンがようやく手に入れようとしていた「家庭」、夫や子供や家を一瞬で奪われ子宮も摘出で再起不能、一方の女は可愛い子供、素敵な旦那様、大きな家、自分にないもの全部そろえてお花畑、逆恨みの一つもそりゃするわな~って。
あれだけ描写があったので冤罪ってことはあんまり考えにくいし、逆恨みは逆恨みなんだろうけど、それでも気持ちはペイトンの方にシンクロするなどうしても。いや彼女を肯定するわけじゃないんだけど、決して主人公に寄り添ってはいないよ私のハートは。
淡々とリンゴ食べるシーンが好き。 -
恐い話だと思わないで観ていたので、なおさら恐かったです。あちらをたてればこちらがたたず。幸せの分配が偏ったために起こる逆恨みのお話でした。
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ベビーシッターの表情がどのシーン観ても怖くて笑った 家族がしっかりしてる人たちだったから気持ちよく観終えた おもしろい~~
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やり場のない感情を、そのまま被害者であるクレアにぶつけてしまう。ペイトンに感情移入してしまって悲しくなった。
元凶である医者糞だわ。妊娠した妻を置いて自殺に逃げるなよ。 -
誰に感情移入して見るかで面白さや後味が決まってしまうという、脚本が非常に秀逸な作品。
セクハラで訴えられた医師が自殺。妊娠していた医師の妻は更に流産という不運を味わう。そして彼女の憎しみが向かった先は訴訟を起こした患者の女性。二人目の子どもも無事に生まれ、夫と幸せに暮らす彼女の家にベビーシッターとして入り込み、いとも巧妙な手法でその幸せな生活を崩壊させていこうつする。
憎しみを抱くペイトンと、何も知らず幸せに暮らすクレア。
正直これで訴訟かさすがアメリカ、と日本人から見れば思うはず。多分日本人は大概次から違う医者にしよう、で終わる気がするけど、アメリカ人は訴えようとなるのが国民性の違いというとこだろうか。
この映画はペイトンに感情移入してしまうと色々つらい。でも、クレアってあんまりにも何でも持ってて、ごくごく普通の生活をしている人は大方ペイトンに感情移入してしまいそう。クレアはどうも、偽善的なところが鼻につくとこがあるからかな?
どっちにしても手に汗握りながら、最後まで見られる!