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- / ISBN・EAN: 4988113757324
感想・レビュー・書評
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久々に観てビンとこなかった理由は、トムハンクスの善人面に食傷気味だったからに尽きます。
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別途
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トム・ハンクス演ずるフォレストがとにかく魅力的。
(走ることに目覚めた少年フォレストを見て、いしいしんじの小説『トリツカレ男』を思い出した。こちらもとても好きな作品。)
女性としては、特に、フォレストのジェニーに対する一途な想い、そのまっすぐな愛情表現のひとつひとつに胸を打たれて、ジェニー自身はいろいろな困難を抱えた人だったけれど、そんな風に自分を想い続けてくれる人がいただけでも、ジェニーの人生は、羨ましいくらいの良い人生だった、という気がしてしまう。
映画の終盤、フォレストがそれまでに見てきたいろいろな景色について、ジェニーが、
“I wish I could’ve been there.”(一緒に見たかったわ)
と言い、フォレストが
“You were.”(君もいたよ)
と返す場面があるけれど、
これこそが、二人の根本的な視点の違いというか、離れていてもいつも一緒だと思えていたことがフォレストを強くしていたんだなぁと再確認した。
考えてみれば、この、あたたかくもどこか噛み合わない二人のやりとり、お互いへの戸惑いは全編を通して何度も繰り返されていて、例えば、フォレストの手紙が一向にジェニーに届いていなかったこと、偶然再会した時の、
“Why are you so good to me?”(どうして優しいの?)
“You’re my girl.”(恋人だから)
というのもそうだし、フォレストのプロポーズに対して
“You don’t want to marry me.”(私なんかと)
と言って、フォレストの元を去ってしまった時にも、どうしても自分を愛することができないジェニーの悲しさが現れている。
フォレストと対比させるためもあってか、ジェニーは大人になるほどなかなかつかみどころのない女性で、初めて観たときには、良い子なのにどうして…と思うばかりだった。
フォレストの方はいつでも受け止めたのだから、ジェニーが、せめてもう少し早く素直になってくれていればと思う。
でも、そこは、ジェニーにとってもフォレストが大切だったからこそ、リトル・フォレストが生まれたことと、彼への愛情を自分一人の力では全うできない(自身の病気のために、彼が大人になるまで育ててあげることができない)という事実が不可抗力となって初めてフォレストに寄りかかることができたのだ、と考えれば、納得はいく。悲しいけど、ぎりぎりで間に合ったハッピーエンドだと思いたい。
何にせよ、大好きな映画です。
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しっかし、ジェニファーって勝手な女だな。
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・ママは‟奇跡は毎日起きる”って。嘘じゃない。本当だよ。
・ママは言った。‟神様の働きは不思議だ”と。
【フォレスト】
「(略)自分が元型的な状況におかれているのに気づいたが、そういう状況は、神話やおとぎ話の中ではきわめて頻繁におきることである。神話やおとぎ話の中では、聖なるものの介入、すなわち奇跡だけが唯一の解決をもたらしてくれるものである。」【C・G・ユング】
「ユングによれば、あらゆる魔法や奇跡や超心理学的できごとには、共通して含まれる要素があるという。すなわち参与する側の、期待に胸をふくらませて待ち望むという態度である。」【サリー・ニコルズ】『ユングとタロット 元型の旅』
「自我が無意識からのメッセージを読み解いて意識化していくと、無意識はたとえば神的な存在として登場するようになり、しばしば奇跡を起こす。それは現実の世界にも波及して、癒しや救いが経験される。」【老松克博】『無意識と出会う』 -
とてもよかった。けども、「投げる石が足りない時もある」・・・自分はそっちの人生だな、と思わされ、やるせない。石どころかブルドーザー持ち出す人生には到底ありつけない。
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子供の頃に観た時には分からなかった小ネタがけっこう笑える。ウォーターゲート事件とかイマジンとか。
ヒロインよりもダン小隊長の方がいいとこ持って行きますよね。 -
優しくて美しかった。
音楽も素敵でした。
小隊長が神様と仲直りをする海のシーンが美しくて大好きです。 -
善良すぎてあまり好きじゃない。