フォレスト・ガンプ [DVD]

監督 : ロバート・ゼメキス 
出演 : トム・ハンクス  ゲイリー・シニーズ  サリー・フィールド  ロビン・ライト  ミケルティ・ウィリアムソン 
  • パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
4.02
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  • (10)
本棚登録 : 2721
感想 : 400
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988113757324

感想・レビュー・書評

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  • 久々に観てビンとこなかった理由は、トムハンクスの善人面に食傷気味だったからに尽きます。

  • 別途

  • トム・ハンクス演ずるフォレストがとにかく魅力的。
    (走ることに目覚めた少年フォレストを見て、いしいしんじの小説『トリツカレ男』を思い出した。こちらもとても好きな作品。)

    女性としては、特に、フォレストのジェニーに対する一途な想い、そのまっすぐな愛情表現のひとつひとつに胸を打たれて、ジェニー自身はいろいろな困難を抱えた人だったけれど、そんな風に自分を想い続けてくれる人がいただけでも、ジェニーの人生は、羨ましいくらいの良い人生だった、という気がしてしまう。

    映画の終盤、フォレストがそれまでに見てきたいろいろな景色について、ジェニーが、
    “I wish I could’ve been there.”(一緒に見たかったわ)
    と言い、フォレストが
    “You were.”(君もいたよ)
    と返す場面があるけれど、
    これこそが、二人の根本的な視点の違いというか、離れていてもいつも一緒だと思えていたことがフォレストを強くしていたんだなぁと再確認した。

    考えてみれば、この、あたたかくもどこか噛み合わない二人のやりとり、お互いへの戸惑いは全編を通して何度も繰り返されていて、例えば、フォレストの手紙が一向にジェニーに届いていなかったこと、偶然再会した時の、
    “Why are you so good to me?”(どうして優しいの?)
    “You’re my girl.”(恋人だから)
    というのもそうだし、フォレストのプロポーズに対して
    “You don’t want to marry me.”(私なんかと)
    と言って、フォレストの元を去ってしまった時にも、どうしても自分を愛することができないジェニーの悲しさが現れている。

    フォレストと対比させるためもあってか、ジェニーは大人になるほどなかなかつかみどころのない女性で、初めて観たときには、良い子なのにどうして…と思うばかりだった。

    フォレストの方はいつでも受け止めたのだから、ジェニーが、せめてもう少し早く素直になってくれていればと思う。
    でも、そこは、ジェニーにとってもフォレストが大切だったからこそ、リトル・フォレストが生まれたことと、彼への愛情を自分一人の力では全うできない(自身の病気のために、彼が大人になるまで育ててあげることができない)という事実が不可抗力となって初めてフォレストに寄りかかることができたのだ、と考えれば、納得はいく。悲しいけど、ぎりぎりで間に合ったハッピーエンドだと思いたい。

    何にせよ、大好きな映画です。

  • しっかし、ジェニファーって勝手な女だな。

  • ・ママは‟奇跡は毎日起きる”って。嘘じゃない。本当だよ。
    ・ママは言った。‟神様の働きは不思議だ”と。
                        【フォレスト】

    「(略)自分が元型的な状況におかれているのに気づいたが、そういう状況は、神話やおとぎ話の中ではきわめて頻繁におきることである。神話やおとぎ話の中では、聖なるものの介入、すなわち奇跡だけが唯一の解決をもたらしてくれるものである。」【C・G・ユング】
    「ユングによれば、あらゆる魔法や奇跡や超心理学的できごとには、共通して含まれる要素があるという。すなわち参与する側の、期待に胸をふくらませて待ち望むという態度である。」【サリー・ニコルズ】『ユングとタロット 元型の旅』
    「自我が無意識からのメッセージを読み解いて意識化していくと、無意識はたとえば神的な存在として登場するようになり、しばしば奇跡を起こす。それは現実の世界にも波及して、癒しや救いが経験される。」【老松克博】『無意識と出会う』

  • とてもよかった。けども、「投げる石が足りない時もある」・・・自分はそっちの人生だな、と思わされ、やるせない。石どころかブルドーザー持ち出す人生には到底ありつけない。

  • バスを待つ間、たまたま居合わせた人にガンプ自らが半生を振り返りながら語るヒューマンドラマ。

    少し頭は弱いが大切なことは見失わず、ただ目の前のことに愚直に全力で取り組み次々と成功するガンプと、己の不幸な生い立ちや凡庸さから逃れるために過激な政治活動、男・酒・薬に溺れて行くジェニーが対極的。

    ただただ無垢で純粋で一途なガンプと、現実と理想の中で打ちのめされて一度は腐るも、ガンプの誠実さに救われていくダン中尉は一番共感がしやすく、心打たれた。

    面白いなと思ったのは、ガンプはすごい栄誉や成功を何度も達成しながらも一切の欲もなく誇りもしない。本当ならもっとガンプを利用しようとする人が現れるだろうにそういうこともなく、本人も周囲もどんどん忘れていくし、いつまでもガンプはただの「うすのろ」ガンプのまま。生涯の友人は3人程度で生活もささやか。それでもガンプの半生は幸せに満ちていると感じられる点。

    わかりやすい絆や時代の流れという他者評価の中で人生を生き抜こうとしたジェニー。彼女のような挑戦や苦悩も人生には必要なものだけど、そうやって手にした成功の後であっても、幸せに必要なものはけっこうささやかな量で、それが何かを見失っていない事の方が大切なんだと教えられた気分。

    アメリカの政治経済史がそこかしこにちりばめられていて、そのすべてに実はガンプが関わっていたという見せ方は面白かった。映画としてはよくある手法だが、ガンプが知的障害の設定のため、”自分と他人の境が曖昧のためすべてを自分に紐付けてしまう”という特性の一つのようにも見える巧みな構成だと感じた。

  • 子供の頃に観た時には分からなかった小ネタがけっこう笑える。ウォーターゲート事件とかイマジンとか。
    ヒロインよりもダン小隊長の方がいいとこ持って行きますよね。

  • 優しくて美しかった。
    音楽も素敵でした。

    小隊長が神様と仲直りをする海のシーンが美しくて大好きです。

  • 善良すぎてあまり好きじゃない。

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