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- / ISBN・EAN: 4988132850389
感想・レビュー・書評
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ロバート・ドュパルとマイケル・ケイン共演の2003年米国映画。
1960年代初頭のテキサス。14歳のウォルターは、だらしない母親メイの勝手な都合で大伯父さんたちの家に預けられる。 祖母の兄弟であるハブとガースは40年間も消息を絶っていたが、最近になって出所不明の莫大な金を持って帰ってきたらしい。 メイは、2人の金の隠し場所をウォルターに突き止めさせ、あわよくば、子供も相続人もいない2人がウォルターを気に入って遺産を遺してくれることを期待していたのだ。 そんな強欲な母親に辟易しながらも仕方なく大伯父さんの家にとどまるウォルター。 電話もなければテレビもない家に暮らす大伯父さんたちは、莫大な金を目当てにやってくるセールスマンたちをショットガンで脅して追い払うことを楽しみにしているような変わり者。そんな大伯父さんたちにウォルターは唖然とするばかり。 大伯父さんの家で過ごす最初の夜、ウォルターは寝室で美しい女性の写った1枚の古い写真を見つける。そしてハブが寝巻きのまま夢遊病のように庭で奇妙な行動をとる姿を目撃する。 いぶかしがるウォルターに、ガースは2人の若き日の冒険とハブの情熱的な恋について話して聞かせる。 ・・
武漢ウィルスの蔓延防止のため、政府の学校休止措置のせいか最近のテレビ映画は、アニメや子供向け作品が多くなった。しかし、この映画は大人にも十分楽しめます。というより、こうだったらいいなあという大人のおとぎ話です。「嘘か本当かは関係ない。大事なのは信じること」
原題は「Secondhanded lions」お古のライオンという感じでしょうが、あの叔父兄弟は間違いなく本物の2匹のライオンだったということです。いい映画でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライオンは、百獣の王だからこそ、
自然の摂理に逆らえないことも知っているのだろう。
それでもライオンは、ライオンとして生きていくしかないのかもしれない。
儚くも勇敢な物語で、誇らしげな気持ちになった。
明日から、じいちゃん達を見る目が変わりそう。 -
やんちゃジジイの若かりし頃の冒険譚と少年の成長物語。少しどっちらかっている印象もあるが、見た後にしみじみとした感動を覚える佳作。
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「午後のロードショー」にて。子どもが育つには親、教師に次ぐ3人目の大人が必要といいます。つまり、親とも教師とも違う価値観を持っている大人です。もちろん、親戚のおじさんがその役に最適であることは言うまでもありません。この映画は、破天荒な大叔父との出逢いによる子どもの成長を描いた感動映画です。
大叔父との共同生活でのエピソードや、彼が少年に語って聞かせる「アラビアン・ナイト」のような話はとても愉快です。それだけに、大叔父との別れという悲しい結末に向かっていくのがどんどん辛くなっていくのですが(しかも死亡フラグ立ってるし)、それが見事に覆るエンディングが素晴らしかったですね。見事なハッピーエンドにほっとしました。
ロバート・デュバル、マイケル・ケインの兄弟も素晴らしいけれど、「シックス・センス」や「AI」の頃から少し大きくなったハーレイ・ジョエル・オスメントくんが子役として最後の輝き放ったことも記憶に留めたいです。 -
ひどい母のわがままで夏の間、大叔父二人の元で生活することとなったウォルター少年。二人の大叔父は豪快な人で若き日の冒険談をウォルターに語るのだが。。。
若い頃はワルだったとふかしていたお年寄り達が話は何割か増してるだろうが誠実でいい人で、不遇な少年の父親代わりとなる話。オスメント(元)坊やは青少年の頃も存在感があるし、主演の二人もいい。
映画なので、何割かふかしかな?と思ってた話がほぼ全部事実と分かるわけですが、こういうカタルシスって映画ならではでいいですね。 -
ぶっとんだ母ちゃんに育てられなんでも疑うようになったウォルター少年、ぶっとんだ大伯父たちに預けられる。ぶっとんだ大伯父のホラ話のような来歴を聴きながら、キリンやライオンを撃つ為に買ってくるぶっとんだ生活の中に馴染んでいく。
ぶっとんだ嘘つき母ちゃんがまたクズ男を連れて来たので反抗したところ、手懐けていたライオンが助けた際に死んだ。母ちゃんとクズを引き離すことは無理だったので、ウォルター少年は伯父を選ぶことにする。
そうして、ぶっとんだ伯父達がぶっとんだ死に方をしたとき、彼らの話が真実であると知るのだった。
少年に感化される老人嫌いな人いないでしょって感じの王道映画でした。大伯父達のキャラもそれぞれ良すぎて…イケじじ… -
なんかいいなあ。
私の好きな映画、ビッグフィッシュと似たような構成のお話しで。
夢物語のような人生談が、本物の人生だったっていうね。
そうやって生きた自分の人生が、これから生きていく若い人間の糧になり、支えになり。
生きるっていうことだなあ。
「育ててもらったんだ」というセリフに深く頷きました。 -
母親と暮らすウォルター少年が夏の間、2人の大叔父さんのことろに預けられる。謎の40年間のうちに莫大なお金を得て、自由に暮らす叔父さん2人のもとにやってきたウォルター。男を求めて離れた母親の扱いに心を痛めながらも、まだ素直な少年が叔父さん達に心を寄せていく。田舎の風景と3人の生活に心癒されます。若き2人の空想シーンなど、ファンタジー要素もあり、楽しめる映画でした❁
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夏休みにおじさんのところに言って、思い出話を聞かされる。
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パケ写からシリアスなヒューマンドラマを想像してたんだけど見事に(いい意味で)裏切られたw
育児放棄気味の母親の身勝手から親戚のジジィ兄弟が暮らす田舎のボロ家に預けられたウォルター。気弱で軟弱なこの少年が破天荒な2人のジイさんを通して男の生きざまを学ぶ。
とにかくこのジイさん2人が凄い!セールスマンはショットガンをぶっ放して追い返すわ、地元のヤンキー軍団を素手でコテンパンにし、更には説教をして更生させるわ。カッコいいのなんの!
この映画、邦題は『ウォルター少年と、夏の休日』でウォルターが主人公になってるけど、原題は『SECONDHAND LINONS』(中古のライオン達)完全にジイさん達が主役じゃんw
「俺に老衰で死ねと言うのか!」
このセリフにやられた!ww -
監督 ティム・マッキャンリーズ
音楽 パトリック・ドイル
ハーレイ・ジョエル・オスメント ロバート・デュヴァル マイケル・ケイン -
ふざけた悪ぶった感じなんだけど、とっても熱いヒューマンドラマ系。子供の時に見たい感じ。途中ちょいちょいファンタジー
一生ついて行きたいと思える先輩に出会えるっていいな~ -
古き良き時代の
アメリカの情景
行ったことはない土地だけど
非常に懐かしい気分になった。
ガース役のマイケル・ケインがかっこよくて好きだ。水谷豊の洋風版みたいだ -
気持ちよく笑える。微笑ましい。
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う~ん、あんまり面白くなかった。
一応、少年とおじいちゃんたちとの心の交流を荒唐無稽な昔話を交えて描いた作品なんだけど。。。
どうも支離滅裂でバランスが悪いように感じちゃいました。
個人的には、昔話のほうにもっとウエイトを置いて欲しかったかな。
あと、これが楽しめなかった一番の要因なんだろうけど、ウォルター少年を演じるには、オスメントくんは大きすぎないかい?
10歳くらいの男の子のほうが、しっくりくると思うんだけど。
そしたら「あんな大きな子がありきたりな冒険譚で、胸ときめかせたりしないだろ」なんて醒めた目で見ることもなかったのにな。
(2003年 アメリカ) -
大好きな映画です。
何度観ても胸にくるものがあります。
最初から最後まで、どのシーンも宝物のよう。
中でもおじいさん二人の存在感が際立っています。
そして、ウォルターの母も、親戚一家も、チンピラたちもみなそれぞれ無駄なく物語を引き立てています。
いらないシーンが全くありません。
ウォルター少年にとって悲惨な状況であり、また登場人物も少年にプラスに働くのは、祖父二人をのぞいてほぼいません。
それでも悲愴感があまりないのは、それぞれ現実にいそうでありながら、どこかコミカルに描かれた登場人物にあるのかもしれません。
そして挿入される、現実か、空想か分からないようなおじいさん二人の若き冒険の話。
やがて何が本当だったのか明らかになりますが、それがまた感動的です。
タイトルは、原題の”Secondhand Lions”の方が私は好きです。
観てみれば、このタイトルの意味がわかるでしょう。 -
【人には真実かどうかは別として信じるべきことがある】
ダメダメな母親の都合で急に叔父さんの所へ預けられる息子。
少しの間助けてやるという事で、叔父さん達と奇妙な同居が始まった。
最初はまったくうまくいかない共同生活だったが、段々と心を開いていく少年と叔父達。
破天荒な叔父さんの話は本当なのか、嘘なのか。
そこから見えてくる男の姿とは。
ハブ叔父さんが、信じるだけの価値がある事の一説を少年に語るシーンはステキだ。
人を愛するとは素晴らしい事だと感じる良い映画。
心が洗われる爽やかな映画。 -
見たい見たいと思いながらも、タイトルから感動モノでヨボヨボの退屈な映画なんじゃないかと思い込んでなかなか見なかったんですが。
面白かった!
感動も涙もあるけど笑いも随所にあって凄くよかった。
★★下記注意!!ネタバレあります★★
母子家庭のウォルター少年。
嘘つきで男に依存することでしか生活できない母親に連れてこられ、偏屈な叔父二人(兄ハブ・弟ガース)の元に無理やり預けられたウォルター少年。
叔父二人はどこから入手したか経緯のわからない謎の大金を隠し持っているらしく、母親はその隠し場所を探すように指示し去っていく。
無骨で乱暴な兄・ハブ、知的な弟・ガース。
電話もテレビもない家で暮らす老人二人の日課は、大金目当てに現れるセールスマンに銃をぶっ放すことと、同じく大金を目当てに擦り寄ってくる親戚を冷たくあしらうこと。
老いてもなおやんちゃな老人二人が面白い。
ウォルターを探しにきたガースは、「お前が居れば金目当ての親戚も諦めて去るかもしれないから家に来てくれないか」とお願いするところとか、ハブにずっと側に居て欲しいと懇願するウォルターのシーンとか、老人二人のその後のシーンとか。
泣けるところもいっぱいあった。
嘘みたいに華やかな若き日の兄ハブの活躍劇を信じられるか?
この映画の洋題の「”中古(年老いた)ライオン”」の意味は?
きちんと映画に納められていてわかり易いけど退屈じゃない。
面白くてロマンチックで男三人の良い映画だった。
個人的には、少年のために死んだライオンは良い。
でも、老人二人のあの最後のシーンはちょっと…
男らしい最期を飾るのは良いけどもっと穏やかに迎えられないのか(´∀`;)とも思わないでもないですが。
良い人生だろうなぁと羨ましくも思います。
最後の最後のある人物の登場で、二人の過去が真実か物語なのかわかるところもほんわかして良かったです。
ただ、オスメント君はどうしても「洋版えなりかずき」に見えて気が散りますが。
映画はホント良かった。
おじいちゃん二人がカッコイイ。
「最高の人生の見つけ方」が好きな人はコレも好きだと思う。
「ビッグフィッシュ」にも近いかな? -
すごくよかった。綺麗だし面白いし泣けるしおじいちゃん可愛いし!夏が来たら何度も観たくなると思う。
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WOWOWでみた。
面白かった。
男のロマン。 -
ベタな内容ではあるけど、懐かしくて切なくて暖かい気持ちにさせてくれる作品。
母親や親戚一家のファッションが結構すてきだった。 -
屍鬼で一気にその存在感を見せつけた内山くんがウォルター少年と聞いて!すでに一度は見た作品ですが
「声変わり前じゃねぇかぁぁ!」
ゲロはくほど萌えました…声変わり前の内山くんの声が聞けるのはウォルター少年だけ!
じじい達のイケイケの老年生活も何度見ても爽快な一枚!こんな老後、イイネ! -
じいさんと少年という鉄板の設定ですが、期待を裏切らない映画です☆最後まで暖かい(´;ω;`)
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痛快じじいたちと少年の交流を描くお話。
ほのぼのとしていて、いいんじゃないかな。 -
国は違っても夏の休日と田舎って郷愁を感じる。
おじさんの人柄や、生き物たちが個性的であたたかかった!
見事にツボにハマリ、泣けました☆ -
あまりない少年モノ。
ありえないおじいさんに育ててもらう。
全体的にほんわかしていて、
観やすい。