虚空の遺産 (1981年) (ハヤカワ文庫―SF)

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  • ハミルトンらしいスペースオペラ   
    表紙   5点稲葉 隆一
    展開   5点1960年著作
    文章   5点
    内容 560点
    合計 575点

  •  エドモンド・ハミルトンと言えば「キャプテン・フューチャー」らしいが、私はその作品をガキの頃アニメでちょっと観ただけである。
    要するにほとんど知らない。

     だから本書も「スペースオペラ作家が書いたもの」という先入観を持たずに読めた。
    時代背景やSF考証が古いのは仕方ないがアイディア自体は後の作品に影響を与えているのではないだろうか。
    月面でオーパーツが見つかるというテーマはホーガンの「星を継ぐもの」に似ているし、文明の発祥地でありながら今やほとんど未開の惑星に逆行しているというシチュエーションは映画「スターゲイト」を思い出させ、人類が超存在によって管理されていたというオチはアニメ「天元突破グレンラガン」を彷彿とさせる。

     要するに本作はもはや「古典」に過ぎない。
    加えて古過ぎて手に入りにくいので、同趣向の作品が読みたければ「星を継ぐもの」をお奨めする。

  • 2012/3/29購入

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