暗い鏡の中に (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

3.60
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 9
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 少し昔が舞台で不安もあったけど、しょっぱなわけもわからず女学校の教師フォスティナが解雇され、どうやら彼女の生霊(ドッペルゲンガー)が様々なところで目撃されたため…とわかると一気に引き込まれる。
    さて、これはホラーなのでしょうか? いえいえ、じつに現実的な犯人・犯行動機があります。でもどこか最後まで幻想的でおどろおどろしい雰囲気があるので、個人的にはホラーとしても楽しめました。

  • 明確な犯罪ではなく「分身」「生霊」といった超常現象的な謎を解き明かしていくのは楽しめた。
    最終的な結果は読者に委ねるような終わり方はひっかかりが残る。これだけ理屈をつけて解明しようとしているのに都合のいいところだけ「運がよかった」などというのは納得しがたい。
    分身の理由等は説得力があった。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

Helen McCloy

「2006年 『死の舞踏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヘレン・マクロイの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×