ゆきやままさんの感想
2016年9月18日
少し昔が舞台で不安もあったけど、しょっぱなわけもわからず女学校の教師フォスティナが解雇され、どうやら彼女の生霊(ドッペルゲンガー)が様々なところで目撃されたため…とわかると一気に引き込まれる。 さて、これはホラーなのでしょうか? いえいえ、じつに現実的な犯人・犯行動機があります。でもどこか最後まで幻想的でおどろおどろしい雰囲気があるので、個人的にはホラーとしても楽しめました。
宮瀬さんの感想
2012年7月18日
明確な犯罪ではなく「分身」「生霊」といった超常現象的な謎を解き明かしていくのは楽しめた。 最終的な結果は読者に委ねるような終わり方はひっかかりが残る。これだけ理屈をつけて解明しようとしているのに都合のいいところだけ「運がよかった」などというのは納得しがたい。 分身の理由等は説得力があった。
Helen McCloy 「2006年 『死の舞踏』 で使われていた紹介文から引用しています。」