オズの虹の国 (1975年) (ハヤカワ文庫)

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感想・レビュー・書評

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  • ああなんか……どんどん嫌いになってしまうな。
    子供の頃に(シリーズものは制覇したい派にもかかわらず)ここまでしか読まなかった理由がわかった。かかしやブリキが変わっちゃうのが悲しい。
    ガンプのまともさは好きなんだけど。

    ボームの感覚はその時代のもので、不偏ではないから読んでもなんかなあとしか思えないんだよな。全体的に。
    「風刺」ではなく「揶揄」レベルに留まっているあたりとか。

    ニッケルメッキって虫の名前だと思ってた。子供の頃読んだ本にはそう書いてあった気がするんだけど……そういう意味だったか。


    原作はこんなにコテコテにマジョリティ街道をつきすすんでいるのに、(ネタになる大一作はそんなにひどくないとはいえ)オズネタの作品はマイノリティのものになっているのが不思議。
    「ウィズ」しかり「ウィキッド」しかり。ジュディ・ガーランド効果なんだろうか。

    2009/05/31 再読

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著者プロフィール

ライマン・フランク・ボーム
1856年、アメリカのニューヨーク州に生まれる。裕福な父親をもち、病弱だった少年時代は、家庭で教育を受けながら、読書や詩作、物語の創作をして過ごした。新聞の発行や演劇の興行など、さまざまな職をへたあと、四十代で童話の創作を始め、1900年に発表した『オズの魔法使い』で大成功を収めた。以後、読者の要望に応えて全14巻のオズ・シリーズを執筆している。1919年逝去。彼の死後もオズ・シリーズは他の作家によって書きつがれた。

「2022年 『オズの魔法使い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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