完訳 オズの魔法使い 《オズの魔法使いシリーズ1》 (オズの魔法使いシリーズ 1)
- 復刊ドットコム (2011年9月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835447650
感想・レビュー・書評
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オズシリーズ全14巻に日本では未刊行の番外編を
加えた15巻を完訳なんてうれしすぎるっ!
本自体も児童書として子供たちが読んだり
読み聞かせてあげる本としてもより理解しやすくなっていたり、
今までの翻訳本に比べても、ほんの少しの1行があるだけで
大きく物語の整合性がアップしていたり、
優しさが伝わりやすくなっていたりと
丁寧に物語を紡いでくれていて、このシリーズで
オズのすべてを読めると思うとますます楽しみに。
かかしの限りない優しさと強い明るさが
本書ではより豊かに描かれていることも
かかしの優しさにいつも感動していた私にとっては
よりうれしいことでした。
ドロシーたちを包む景色の表現もとっても素敵で、
さわやかなそよ風が眠りを覚ましてくれるのを待ったり、
緑の野原と鮮やかな花畑で星空だけに覆われて眠ったり、
場面を想像するためにほんの少しの表現の違いで
こんなにも情景はよりステキに見えてくるという喜びを
きちんと大切にしてくれている翻訳でした。
残り14巻、とってもとっても楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
幼少期に本を読まずに大きくなったため、児童書にはとんと疎い私。本書も出だしのドロシーが家ごと飛ばされるシーンしか知らなかった……。
かかし、きこり、ライオンと仲間になる感じが西洋版桃太郎みたいだなーとか思いながら読み進めて……
え?あ?オズの魔法使いってそういうことなん?!と普通に衝撃を受ける(笑)
今回の完訳版については、文体も読みやすく、装丁もかわいく開きやすく、とにかく読みやすい本だなーという印象。続刊があるみたいなんで、是非読んでみたい。
あと、訳者さんのあとがきが丁寧でよかった。 -
シリーズなんて知らなかったので、最初から読んでみた。
ほのぼのしていて楽しかった。
かかしの目が書き直されていたとは。
細かい謎がこの後明かされて行くことに期待。 -
読んでみて、私はこれまでオズの魔法使いを通しで読んだことがなかったんだとびっくりしました。
おくびょうなライオンが仲間になるところまでしか知らなかった。
魔法使いのオズのことも知らなかったので、これを読んで初めて映画のOZが作られた理由がわかりました。読む前に見てたらきっと意味がわからなかったと思う。
良い魔女グリンダは名前だけを知っていたから、出番はたったこれだけなんだ、とびっくり。
シリーズの続きも楽しみです。 -
読書日:2013年7月16日-20日
Original title:The Wonderful Wizard of OZ.
titleと登場人物の名前だけ知っていますが、話は全く知りませんでした。
Dorothyの家が風に飛ばされて行き着いた先がOZの国。
家の下には東の悪い魔女の足が家の下から出ていて、これはhorrorかと怖い話だと思いました。
物語が始まったばかりなのに、魔女が死んで万々歳している国民の姿を幼児達がトラウマにならないかが心配です。
tempo良く話が進んで行く中で、不思議な街だと感じたのが陶器の町です。
自分の身体にヒビが入っても話せるとは凄いですが、考え様によってはhorrorです。
OZの正体に唖然 愕然とし、折角OZが気球を作ったのにこれで帰れなかったDorothy。
南の国の魔女、皇女様の願いで漸くKansasに帰れたDorothyに胸を撫で下ろしました。
今後はDorothyがOZの国の人と会う事はないと思うと悲しいですが、続編も楽しみです。 -
児童書なのですらすら読めた。結構残酷なシーンが普通にあり驚いた。タイトルと主人公くらいしか知らなかったので、内容がわかって、派生作品も楽しめそう。