政治学原理 (1969年)

著者 : アーネスト・バーカー 堀豊彦 藤原保信 小笠原弘親

• 勁草書房

感想・レビュー・書評

[モンタニャールおじさんさんの感想 · 2012年9月18日]

イギリス政治学界の泰斗であったアーネスト・バーカーによる政治学の原理論。国家の目的や政治の目的を、正義やフランス革命の理念と関連させながら明快に論じている。その中でも主権概念などについては大陸法学の議論も参照しており、数多くの思想を消化した上で著者自身の見解を説得力ある形式で展開している。出版されたのはもう半世紀も前だが、今読んでなお古さを感じさせない名著。