人間―この未知なるもの (1954年) (角川文庫)

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  • 彼がとても碩学であること、それはよく分かる。ただこの時代は「科学主義」が跋扈した時代、人間ですらも科学で優劣がつくかのような表記が多い。分析においては、近代社会は生理的によろしくないとなどというのはたしかにそうであるし、いまも徳折見られる。しかしこれの解決方法の論拠が不明確であるし、ましてやその結果の生理的要因で障害児が多く生まれるなどのような議論は、あまり結論としてよろしくない。

    この本は一過性のものであるのかもしれない。歴史のひとつとして捉えるべきであろう。

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著者プロフィール

アレキシス・カレル(Alexis Carrel)
フランスに生まれる。ノーベル生理学・医学賞受賞、医学の発展に不滅の足跡を残す。また、人間の本性と未来を考察した本書『人間 この未知なるもの』は出版数年にして18カ国語に翻訳され、いまなお多くの読者に多大な影響を与えている。

「2020年 『改訂新版 人間 この未知なるもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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