月は沈みぬ (1953年) (新潮文庫)

制作 : 龍口 直太郎 
  • 新潮社 (1953年発売)
3.75
  • (0)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :12
  • レビュー :1
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)

月は沈みぬ (1953年) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 久々にこんなシビアな話を読みました。でも読んで良かった。

    1940年、ヒトラーのノルウェー侵攻。その歴史的事件を背景に描かれた小説。
    戦争を知らなかった人達が「自由な生活」を侵され、静かな抵抗を開始する。
    軍人たちも初めは侵略に成功して有頂天だったが、
    やがて市民たちの怒りの的となり、「街で一人になれば殺される」と怯え出す。

    登場人物がみんな人間的というか、そこらへんにいそうな人たちなので、市民側にも軍人側にも同調できる。
    市民側の市長と、軍人側の大佐との間に、お互いへの尊重が生まれたり。でも戦争は止まらない。

    自由を脅かされて戦うって、とても人間らしい行為。
    でも結局は、大勢の人が「非暴力」ってやつを貫かなけりゃー戦争はなくならんのかな。と読んでいて感じた。



    舞台にしても良さそうな小説。

全1件中 1 - 1件を表示

スタインベックの作品

月は沈みぬ (1953年) (新潮文庫)はこんな本です

月は沈みぬ (1953年) (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする