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- / ISBN・EAN: 4934569630100
感想・レビュー・書評
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原作の漫画は未読ですが、非常に興味深く観ました。
独立したエピソードと、「笑い男事件」という複雑な事件に関連する連続したエピソードが、上手く織り合わさっていて、最終話まで引き込まれてしまいました。
総じて完成度の高い作品だと思います。
人と機械(人工的な肉体や人工知能)の境界、という難解なテーマを、様々な角度から掘り下げていて、考えさせられるところがありました。
残酷な事件のエピソードも多いので、子供向けとは言えません。でも、大人になったら一度は観て欲しいと思えるような作品です。
個人的に、タチコマという、人工知能を搭載した多脚戦車がとてもかわいらしくて好きだったのですが、彼らに待ち受けているものを知ってしまった今では、かわいくて好きだったからこそあまりにも悲し過ぎるので、その点で星を1つ減らしました。
タチコマが自我を確立するに至ったというシナリオは、非常にリアリティーのあるものだと思いますし、日頃の無邪気とも思える言動と、悲しいくらいの純粋な気持ちが齎した結末との対比が秀逸でした。25話で私は号泣してしまいました。
それと、音楽も素晴らしいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タチコマかわゆい。
菅野ようこの音楽も最高なんです。
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アニメーションがこのようなテーマを扱えるのかと感慨深かった。既存の技術をベースにしながらもリアリティーを拡張させられ、見せられている感じ。テーマは違うがこのあたりのSF的な要素は電脳コイルあたりに多少影響を与えているのかもしれない。