めがね(3枚組) [DVD]

出演 : 小林聡美 
  • VAP,INC(VAP)(D)
3.78
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感想 : 702
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021128995

感想・レビュー・書評

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  • 自分のペースを保つことにばかり囚われるのではなく、流されてみる。ということ。

  • 良い映画には、その映画が持った独特の世界観がある。単なるストーリーテリングではなく、世界そのものに引き入れる雰囲気が…。この映画には間違いなくそういう世界観があって、それによって見事なまでに観客を魅了してしまう。取り立ててすごいことが起こるでもなく、なのに気がつけば、あっという間にエンディングになっている。

    初めは違和感しか感じなかったハマダの人々も、いつの間にか、素敵で魅力的な人たちだと思ってしまうから不思議だ。その変わりようは主人公のタエコとまったく同じだろう。「無理…」と言っていた彼女が、気がつけば、誰よりもあの雰囲気に溶け込んでいたように。

    映画を見た人はみんな思うはずだ。「ハマダに行きたい…」と。あの素敵な場所で、変わった人たちと時を過ごし、心ゆくまで黄昏たい。「究極の癒し映画」と言っても良いだろうが、それにしても、これだけの世界観を描ききった荻上監督はすごい。かもめ食堂もそうだったし、女性としての感性を天才的にまで研ぎ澄ましたかのよう…。男性監督ではこういう感性は絶対無理だろう。
    (飯島奈美さんの料理も健在!)

    見る人を選ぶ映画だと思うが、合う人には本当に素晴らしい映画。

  • おもっっっきり癒し系で、癒されました。。。

    ゆーっくり時間が過ぎていく、海が透き通ってキレイな映画。

    いま、これを一番求めてた!って時に見れてよかった。




    「いくらまじめにやってても、休憩は必要です」

    「大切なのはあせらないこと」




    ほんと、そうだよね。

    のーんびりするのって、ぜったい、大事な時間のように思う。




    マンドリンの音と、かき氷と、メルシー体操が好き。

  • ちょっと期待はずれ。もっと映像感がないと写真集のようになってしまう。役者と映画の空気はとてもマッチしていたけど。あの島にいる人はおそらくもう、あの島以外に居る場所はないのだろう。もたいまさこ以外。

  • ほんとうは5人は全員死んでいてる。
    もたいまさこが天使。
    残りの4人は天使になるためのトレーニング中。

  • これは良い!めっちゃ好き!
    という声をちらほら聞いていたし、予告編を観た限りでは面白そうだな〜と思い、見てみました。
    なんといっても大好きな加瀬さんが出てるし!

    率直な感想は…退屈でした><
    あまりにさざなみのようなストーリー展開に、眠ってしまいそうに…
    今現在心が疲れている方などは、こういう刺激の少ない穏やかな映画を見て癒されるのかもしれません。
    私も、そういう精神状態の時に見たらまた評価が変わるかもしれません…
    はたまた、都会に住む人が都会の喧騒に疲れて自然豊かなところに向かうような気持ちでこの映画を見るのかしら。
    私はそもそも田舎暮らしなので、自然豊かな映像を見ても特にピンと来ないので、それも影響しているのかも。

    結局タエコは何者なのか、ヨモギとはどういう関係なのか、サクラは本当に何者なのか、
    全然明かされません。
    それが良いという人もいると思いますが、私はもうちょっと人物情報が欲しかったなぁ…
    メルシー体操も、全然かわいいとも面白いとも思いませんでした;

    大好きな加瀬さんが見れたので、星二つということで。

  • かもめ食堂よりはマシ。
    加瀬亮も加瀬亮の白いシャツと眼鏡も好きだけれど、
    光石研も好きだし、もたいまさこも好きだけれど、
    やっぱりこの手の映画及びこの監督は好きになれない。
    あ、市川実日子も好き。

  • 2008/3/25
    た、そ、が、れ、る。                
    ものすごく、届かない距離にあるほしい景色。
    いろいろおいしそう。軽くなる。


    2014/5/20
    久しぶりに。
    言葉は少なくても丁寧さが浸透した映画。
    荻上さんだからだなと、改めて思いました。

  • なんとなーくで観れるゆるい邦画で良き
    加瀬亮見るとテンション上がるなぁ
    海が綺麗で、ご飯がおいしそうで、料理とか洗い物とかしながらのんびり観れた
    かき氷食べるシーンでは一緒にアイスを食べた
    死語の世界うんぬんの考察も読んで、それもおもしろい見方だなぁと思った
    でも普通にたるーっと観てものんびりできると思う
    私は夏休みが欲しいんだな
    それを映画で観て擬似体験してるんだわ

  • 穏やかでゆったりとしている作品なので、それが馴染まない人にとっては「この作品の見どころはどこだ?」となってしまいそうだけど。

    15年少し前の作品が、こんなに鮮やかに見れるなんて。
    何度も見て、ずっと好きでいて、でもしばらく今じゃないと思ってなぜか見れなくて、そしてまた今、観た。

    好きな理由がいくつかあったけど、15年経ってまた、そこに深みが増した。

    季節が春に変わる頃。
    主人公は、目まぐるしい生活から離れるためか、心を病んだためか、そこはわからないがここにくる。

    最初は、全てのことに、戸惑う。
    旅先で、黄昏れる方法も、みんなでご飯を食べることも、体操することも、観光しないことも、いろいろなことに馴染めなかった。

    しかし、そこにいて過ごし、人と少しずつかかわり、黄昏れるのが上手いこと、人とご飯を食べることが楽しいこと、体操をする心地よさ、何もしないことの良さを知る(というか、多分そんな要素は元々持っていて、それを思い出す?)。

    人との関わりの中で、相手のことを深く知らずとも。
    ただそこにいるだけの、心地よさ。
    そこにいるそのもの、それだけで。

    そうして、それぞれの今だという時に、そこを離れ、そしてまた日常へ戻ってゆく。

    季節が変わる頃に。

    そしてまた春が来る頃、出会う。

    どんなに真面目に生きていても、休憩って必要。
    そう、そういう映画だと思います。

    一番好きなのは、サクラが小豆を煮るシーン。

    「大切なのは、焦らないこと。焦らなければ、そのうちきっと。」

    今の私にぴったりで、泣いた。

    3泊4日のソロキャン、最終日朝、久しぶりの晴れ、ここにも春がやってきた、そんな日にご飯を食べた後に。

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ。女優。代表作に映画「かもめ食堂」「ツユクサ」、テレビドラマ「やっぱり猫が好き」「すいか」など。主な著作に『ワタシは最高にツイている』『散歩』『わたしの、本のある日々』など。

「2023年 『ぱっちり、朝ごはん おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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