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- / ISBN・EAN: 4988135711205
感想・レビュー・書評
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TVにて
暴力脱獄というのはイメージと違う.原題の方がわかる.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ポール・ニューマンはなぜ脱獄を繰り返すんだろうか。彼のバックグラウンドが殆ど描かれなかったので、彼の行動はホント意味不明(とりわけ意味不明だったのがゆで卵を食べるシーン)。
町山氏の解説を見て理解したのですが、彼はキリストそのものだったのですね。そして受刑者仲間たちはその使徒であると。ポール・ニューマンによって彼らに希望がもたらされ、彼が身を賭して犠牲になったおかげで、皆が救われたということなのでしょう。 -
クールハンド、ルーク。
男がほれる男。
セクシャリティ云々のことではなく「生き様」という観点。
ポールニューマンの笑顔に囚人仲間だけではなく
看守や所長まで魅了される。
魅了されたからこそのふり幅の大きな仕打ち。
そして迎えるラスト・・・。
こんなモチーフを扱った映画は
今の時代には生れてこないだろうなぁ。
時代背景もあるだろうし
随分と人間関係も複雑になってしまった。
昔の映画に焚き染められた人間味を味わうために
またクラッシックな映画を探そう。 -
何度も観る機会があったのに、何度も観逃してようやく鑑賞。邦題『暴力脱獄』とか言うけど暴力なんて揮わないっていう詐欺みたいなタイトル、どちらかと言えば『暴力からの脱獄』?
本当にアメリカンニューシネマ期のお手本のような映画で、そしてポール・ニューマンのイメージ「クール」まんまだなあ・・・と思ってたんですが、公開が1967年と早い時期、『俺たちに明日はない』と同年公開、『明日に向かって撃て!』よりも前、『パピヨン』より6年も前の映画なのでびっくり。
キリスト教のメタファーというのは非常にわかりやすいんですが(磔刑のシーンとか。『ハンガー』にも通じますが)、ものすごく不思議なシーンが多いですね。冒頭のパーキングメーター狩りしかり、ルークが脱獄しようとする理由がまったくわかんなかったり。その反面、なぜか心に残る映画だという気がしてます。
ひとつは撮り方が良い。カッコいい。サングラスをどアップにするところ等々。もうひとつはラロ・シフリンの音楽がめちゃくちゃ良いんです。『燃えよドラゴン』とかの人ですけど、この人天才なんじゃねえか?あと、アカデミー賞獲ってますけどジョージ・ケネディが良いです。 -
ポール・ニューマンの魅力満載な映画。この人は渋くもナイーヴそうにも可愛くも見える不思議な人だと思う。まさに俳優になるべくしてなった人。
ストーリーは特に斬新というわけではないが、主人公のみならず脇役も皆味があった。ゆで卵を50個食べるシーンと、後半食欲のないルークのピラフ?を仲間たちが一さじずつ食べてあげていたシーンがお気に入り。ニューマンは本当にゆで卵50個食べたのではないだろうか?引き締まったおなかがぽっこりと出ていて彼の役者根性が感じられた。
ところどころ使われていたバンジョーや囚人らの弾き語り、そしてなによりテーマソングが良い。
しかしルークのような人はどこでなら生きて行けるのだろう……。
★3.6。 -
心を打たれた作品。
僕も笑って生きていきたい…。 -
2009/10/31
少年のような笑顔が印象的なポール・ニューマン主演の映画。
邦画タイトルでひどく損をしている作品です。
原題は「Cool Hand Luke」。
ここでいう「Hand」はポーカーにおけるハンド(手札)のこと。
放縦さ、自由な精神を失うことなく
社会全般の規範に従うことを頑健に拒否し続けた男の
アメリカン・ニューシネマらしい物語。 -
色あせないカッコいい作品。
どうしても福音の匂いがとれませんね。
卵を食べるシーンはきっと忘れない。
戦わない暴力。題材が今日的ですね。