- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4934569632746
感想・レビュー・書評
-
田舎の風景と、子どもたちのたわいない遊び。
台所仕事の、角のないコポコポとした音や、柔らかな水音。
親子関係だったり、互いの家庭だったり。
誰が良くて誰が悪いわけでもない。
実家とはそういうものなのだろう。
樹木希林さんの演技秀逸。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アマゾンプライムビデオにて視聴。
物語に刺激が少ないが、人間味が溢れている。好きな人には好きな映画かもしれない。
万引き家族が好きだったが、これはハズレだったかもしれない。 -
キャストがいいのか監督がいいのかわかりませんが良い映画でした。心理の深いところが描かれていて、ハッとさせられるシーンが多かったです。
それぞれの登場人物の立場と考え方は違っていて、時にそれは分かり合えない部分もあるけど、一つの家族として生きている内容が邦画的であり、ボク的には感情移入できやすい映画でした。
俳優女優とは、技術としての演技もあるのでしょうが、まず一人の人としてきちんと軸があって、その上で演技するほど、観る者は引き込まれるということなのかと思いました。 -
すごく身近に感じる、ある家族による2日間。
退屈はしませんでしたが、さしていい映画だとも思えませんでした。
ただ、ちゃんと帰省はしないとなと思わせていただきました。 -
流石の俳優陣。長男の命日に集まる家族を描いた映画で本当に何気ない光景を描いただけのものだけど、その世界に引き込まれる。
日本の映画って良いなあと思える作品。 -
セリフもシーンも、すべて意図的に丁寧に設計されていて、激しいシーンがまったくないのに、ひとのもつ心の闇やささくれが重さを持って迫ってくる。是枝監督らしい秀作。
-
駄作
-
「家族」以上の明確なテーマは言い表しにくい。しかし何より実家への帰省を含め、家族に関して感じがちな「面倒くささ」をここまで面倒くさく描いた技術はすばらしい。風景の美しさも、話の組み立て方、演出・演技もすばらしいが、それも「面倒くささ」のためにあると思うと面白い。面倒くさいわりに終わり方がやけにすがすがしい、言い方を変えればあっけないのもまたリアルな感じがする。「海よりもまだ深く」はもう少し救いのない感じがあって、あちらの方がかえって人間に近い、寄り添った目線に思える。それにしても、一部の役の設定が「海よりもまだ深く」と変わらない。役者のクセもあるだろうが、同じ定型を使っても描きたいものは描き分けられる、ということなんだろうか。
-
2008年公開日本映画で、監督是枝裕和、主演阿部寛。
死んだ長男の命日に実家に集まった、特別事件が起こるわけでもない日常の家族の会話を通して、家族それぞれが抱える負い目や厭味や無念や懐かしさ等の様々な思いを描く。
なるほど、あるあるといった場面が、さりげなくしかしきちんとした構成で描かれている。 -
何か突飛押しもない事が起きる訳でもなく、ただ静かに家族の姿を描いていた。父と息子、母と娘、姉と弟、などなど、そして、よくある帰省の有り様。息子を待つ母親の姿。頑固な父親の姿。やっぱり、樹木希林さん、すごいな〜。気張ってないところがすごい。